香り米/ジャスミンライスの食べ方

妻が中国の人から「美味しいよ」と香り米を2キロほどもらって帰ってきたのだけど、この食べ方に四苦八苦した。
普通に炊いてご飯として食べると、トウモロコシのようななんとも言えない穀物の匂いがして、どうにも食べにくい。
調べてみると中国でいう香り米とは、タイでいうジャスミンライスに近いもののようだ。

ジャスミン米といってもジャスミンのような香りがするわけではなく、炊かれた姿が白く花が咲いたように見えるから、ということらしい。
といってもタイのものは長粒種、今回の香り米は短粒種で見た目も形も随分違うのだけど、とりあえずタイ米風に味わってみることにした。

海南チキンライス

タイ料理といえばカルディということで、早速海南チキンライスの素を買ってきた。
同じような料理であるカオマンガイとの違いはよくわからない。

www.kaldi.co.jp

海南チキンライスとは、海南鶏飯の中途半端な和訳だろう。
どちらかというとシンガポール・チキンライスという名前の方がよく聞く。

海南鶏飯は香港の九竜飯店で食べた。
pikaring.hatenablog.com
これはぶつ切りの鶏肉でスープをとって、肉の方は青菜と絡めてあってなかなかサイコーに美味しかった。

その時のことを思い返すと生姜の風味が効いていたような気がしたので、カルディの海南チキンライスの方も、炊き上がりに細切りにした生姜を混ぜ込んでやったところ、結構美味しくできた。
真水で炊くと際立ってしまった香り米の穀物臭はもはや全然気にならない。
まあ、普通のご飯で作った場合と比べていないのでどっちが美味しいかは分からないけれど、少なくとも、香り米を美味しく食べる手段の一つであるということは確認できた。

中華風おかゆ@低温調理

続いては、手羽元を使っておかゆにしてみた。

まずは手羽元とニンニク(出来る限り大量に)、生姜(びっくりするほど大量に)を、1.2リットルの水とともにジップロックに入れて、77℃で6時間くらい真空調理器にかけた。
本当は4時間くらいにしようと思っていたんだけど昼寝してしまったのだった。
こういう時でも真空調理器だと、特になんの問題も起きないところが良い。寝落ちしていても火事にならないし、仕上がりにも影響がないし。

でき上がったら中国米を120g(スープの10分の1)を測って軽く洗って(中国米は研がない)、スープを入れて40分煮る。
ついでに冷蔵庫に入っていた椎茸(本当はフクロタケがあったら使いたかった)」とニラを入れて、滋養強壮効果をアップ。
あとは塩とごま油で味付けして完成。
これは、ほぼ寝ているだけでかなり美味しくできてハッピーだった。
優勝だと思う。

惜しむらくは、付け合わせに肉野菜炒め的なものを作ったのだけど、おかゆが薄味だからと濃いめにしたら、おかゆサイドも結構な濃いめで逃げ道がなかったところ。
これは次回以降の検討課題にしたい。

番外編 永谷園のかに玉のおまけのチャーハン

なお、普通に炊いてしまった方は食べきれずに冷凍しておいたのだけど、日曜日に永谷園のかに玉に、おまけでついてきたチャーハンのもとで炒めたら結構美味しくできた。
しかし、レンチンする時に例の穀物臭が厳しくて、ちょっとどうかな、と思う。

真水で炊くと結構しつこい匂いなのが、スープで炊くと美味しくなるのはどういう機序なんだろうね。
とりあえず結構手軽に美味しく食べられることがわかったので、これから定期的に作っていく予定。