海と灯に泊まった

年末年始は結婚記念日があるのでだいたい毎年どこかに泊まりに行くことにしている。
どこかめぼしいところはないかな、と探していると、そういえば市内に最近オープンしたホテルがあるな、というのを思い出したので使ってみることにした。
hewitt-resort.com

海と灯は湯川のホテル入川跡地に2021年7月に建設されたホテル。

チェックインするとロビーにウェルカムドリンク&スイーツが用意されているんだけど、これが甘酒と銀月の焼団子だったのは湯の川らしくて良い配慮。
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部屋は新築なので当然ピカピカだし、内装も今風のモダンな感じ。
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ただ、最近のホテルだとドルチェグストがあったりドリップコーヒーでもちょっと洒落たメーカーのものが置いてあったりするものだけど、そーゆーのはなかったのはちょっと拍子抜け。

一息ついて、楽しみにしていた屋上露天風呂へ。
とにかくここのホテルは外観からでも丸わかりなインフィニティ温泉が目玉商品なので、これを目当てに泊まりに行ったと言っても過言ではない。

ここは日帰り温泉もあるため、脱衣所のロッカーには鍵がついていて良かった。
(民宿だとついていないところもある)
早速温泉に入ってみるも、なんかびっくりするぐらい薄い。
去年この向かいにあるプリンスホテルの渚亭に泊まった時は、食塩濃度が高すぎて干物になるかと思うくらいだったので泉質表を見てみたら、循環ろ過の加温加水の御三家が揃ったダメダメな奴だった。
露天風呂には湯船が三種類あって、インフィニティと、檜風呂と、今流行のつぼ湯なんだけど、泉質はどれも同じで代わり映えがしない。
つぼ湯だけは源泉かけ流しとかだったらポイントを上げたいところだったのだが。

しかしまあ、露天風呂から眺める津軽海峡の景色は大変良かった。

あと、休憩処で地元の日本酒「郷宝」を買うと、日本酒を飲みながら露天風呂に入れるというのはここの最大の強みだと思う(月見酒セット1,200円)。
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風呂を堪能して、さてそろそろ、とあたりを見回して大変なことに気がついた。
なんとここのホテル、サウナが存在しないのだ!!!
(当然水風呂もない)
今の御時世にサウナを作らないホテルがあるなんて、頭がオカシイんじゃなかろうか。

というわけで、温泉は結構ひどい。
風景がいいのでかろうじて星2つがいいところかな。

夕飯はビュッフェ形式で結構豪華。
海産物の種類も多いし及第点ではないか。
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ただ、お酒の値段がバー並に高くて引いた。
それこそ渚亭のようにニッカのフリージングハイボールみたいな触手がうごめくようなメニューがあれば良かったんだけど、ラインナップは至って普通。
普通の酒に高いお金を払うのは、特別感がなくてボッタクられている感しかなかった。
料理は美味しいけれどこのくらいのクラスだと並かな。

これくらいならラビスタベイでもセンチュリーマリーナ(朝食しか無いけど)でも十分だし、どちらも風呂からの眺めはいいし、サウナもあるし、すべての面で上だと思う。
料理に関して言えばホテル万惣のお寿司とか、渚亭の石窯焼き料理とかの方が感動があって、「高いお金を出して泊まった甲斐がある!!!」と思ったものだった。
そーゆー点では海と灯は、今風に人気のものを並べてみたけれど、魂がこもっていない感じがする(損益分岐点の味がする)。

ここの面白いのは朝食で赤白スパークリングが飲み放題なところ。
(当然全部飲んだ)
朝食からお酒に合うメニューがたくさん揃っているのも嬉しい。
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この点においてだけセンチュリーマリーナと同等かな。


こんな感じで、コロナが流行りだしてから旅行に行く代わりに市内のホテルに泊まって遊ぶことが多くなったけど、これはこれで楽しい。
今のところ、函館市内でトップクラスは渚亭かな。
ついでラビスタベイ、ホテル万惣が続いて、夕食を外で食べるならセンチュリーマリーナもオススメ。
啄木亭やイマジンホテルは団体旅行客向けなのでイマイチだったし、今回利用した海と灯も傾向としてはこちらに近い。
はこだて割もはじまるので、今年度中にはどこかにまた泊まりに行こうと思っている。