水やりするだけの簡単キットで自宅がしいたけ農園に!
ブラックフライデーのついでに自分の欲しい物リストをつらつらと眺めていたら、「もりのしいたけ農園」なる商品がずっと昔っから入りっぱなしであることに気づいたので、ついでに注文してみることにした。
栽培開始
到着したらすぐに育て始めるよう書いてあったんだけど、アールケのカーボネイターにかかりっきりで2日くらい放置してしまったw
まず培地を水でびしょびしょに濡らしてから、直射日光の当たらないところに置いて栽培スタート。
中身はおがくずと椎茸の種菌を固めた培地がひとつと、透明プラスチック製のケースがひとつ。
このケースは使い回しができるので、次回始める時には培地のみの安いセットを買えばいいとのこと。
栽培2日目
翌日には菌糸がぽこぽこと盛り上がってきていた。
朝と晩の1日に2回、霧吹きでびしょびしょになるまで吹いてやる必要があるんだけど、逆に言えば手間はそれだけ。
よく植物を枯らしがちなんだけど、「土の表面が乾いたら水やり」とか書かれるとチェックを忘れてしまうんだよね。
むしろ毎日の方が忘れずに済んで捗る。
栽培3日目
前日膨らんできたところがさらにぽこぽこに。
傘のところが茶色くなって、椎茸っぽくなってきた。
栽培4日目
だんだんきのこの形になってきた。
水しか与えてないのになんでこんなに大きくなれるんだろう。
植物なら光合成とかあるから分かるんだけど、おがくずの成分がダイレクトに菌に化けていると思うと不思議。
栽培5日目
こうなるともう完全にきのこ。
説明書には「直射日光に当てるな」と書いてあるんだけど、家の中の照明に向かってニョキニョキとしているので、真っ暗な部屋じゃなくてもいいのかもしれない。
栽培6日目
あとは収穫を待つばかり、といった状況。
引っくり返して傘のひだが切れた頃が食べころで、全部開いてしまったら味が落ちてしまうらしい。
速く食べたいけれどタイミングが難しい。
栽培7日目
まるまるみちみちに育ってきたけどまだ早いかな。
育つのが多すぎて他のきのこに押されて歪んでしまっているのもある。
まあ、出荷するんだったら間引きしたほうがいいんだろうけど、自家消費なので気にすることはないのだった。
栽培8日目
いよいよ収穫の時を迎えた。
7日目と一見変わらないくらいまでになってきたが、実は裏側のほうが後から生えてきていて、そちらはまだまだ。
表側の、照明がある方が成長が早い気がする。
2回め挑戦するときは向きを反対側にしてみよう。
とりあえず大きい方から半分だけもいでみた。
培地は脆いので、キッチンハサミを使って崩さないように慎重に。
王様椎茸のような肉厚タイプではないので、刻んでベーコンと炒めるのが優勝への近道だろう。
というわけでまずはベーコンをカリカリになるまで炒めて、そこに細切りにした椎茸を投入。
油を吸ったところでバターとマキシマムのスパイスを振りかけて完了。
椎茸は言ってみればスポンジみたいなものなので、油を吸わせるタイプの料理と良く合う。
食べきれなくて余った分は、翌日にパスタに絡めて食べても最高だった。
栽培10日目
小さくて前日に取らなかった椎茸を収穫してみたけれど、それほど大きくなっていなかったので諦めて全部収穫するほうが良かったかも。
というのも、全部傘が開いて胞子がばらまかれて、栽培ケースの底が真っ白になるくらいだったんだよね。
胞子を出しちゃうと味が落ちるというのは、産卵後の鮭が美味しくないのと似ている、かもしれない。
そんなわけで残りはキノコ鍋にしてわさわさと食べた。
そして栽培は続く
終わった培地は玄関の日の当たらない乾燥したところに置いて、2、3週間休ませると運が良ければ2回めも栽培できるらしい。
培地のみ1,500円だとしても、1回目であれだけ収穫できればかなりコスパがいいし、2回め、3回めもうまくいけば収支はむしろプラスかもしれない。
育っていくのを見ているのも楽しいし、椎茸が終わったら次はまた違うキノコでも試してみようと思っている。
季節限定で色々ラインナップがあるとのことなので、椎茸が終わったら違うのにも挑戦してみたい。