ピザが食べたくなったので生地からピザを焼いてみた
調理家電が好きで色々買うんですが、すぐ飽きて放置してしまうことが多いのが悩み。ホットサンドベーカーとか捨てるに捨てられないし、イージースモーカーも何年も使ってないし、パン焼き器はまだ使っている方かな。パンは普段から食べるし、餅もつけるから。ANOVAもわりと使ってる方だと思います。あまり特殊ではなく、いつも食べているものを美味しく作れるものが長生きする印象。
買おうか迷って抑え込んでいるものにはヌードルメーカーとか(パスタは普段から食べるけど時間をかけて麺を打つかどうかは微妙)とか塊肉を焼けるロティサリーオーブンとか。
新しい調理家電が出るたびに触手が蠢くので、次のような記事を読むと悩ましい。
ピザメーカーが欲しくなって身悶えたんですが、そもそもピザは好きだけどそんな毎日食べるもんじゃないし、
FUKAI さくさく石窯ピザメーカー オレンジ FPM-160
結構デカいし値段もそこそこするので、
「くそっ、静まれ俺の物欲よっ……!!」
とばかりに欲しい気持ちを抑え込んでいました。
すると件のピザ会に参加していたぶちねこさんのブログにこんな記事が掲載されました。
buchineko-okawari.hatenablog.com
なんと、ピザメーカーを買わなくってもフライパンと魚焼きグリルだけでピザが焼ける!? それならうちにあるし!
というわけで早速本を注文し、道具を揃えてピザ作りにチャレンジしてみました。
ごはんにピッツァ、おやつにピッツァ おいしいピッツァ生地が作りたい、とおもったら (朝日オリジナル)
- 作者: 宇田川裕美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/12/15
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 4回
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ピザを作る
うちのホームベーカリーにもピザ生地作りのメニューがあるんですが、最初なので手ごねに挑戦。
40度のぬるま湯でイースト菌を起こし、強力粉と薄力粉をブレンドして塩を混ぜた粉に投入したら手でまとめていきます。10分ぐらいこねると結構疲れるんですが、ホームベーカリーを出したり洗ったりする手間を考えたらイーブンかな。
生地を寝かせるためのタッパーがなかったので、ラーメンどんぶりやらスープカップやらを駆使して5個分の生地を小分けしてオーブンに突っ込んで発酵モードにして一時間待ちました。ところが、倍ぐらいに膨れると聞いていたものの、せいぜい一回りか二回りぐらいにしか大きくなりません。
こねの量が足りなかったのか、オーブンの庫内を予熱して温めてから保温すべきだったか、それとも水分量が足りなかったのか。真相は謎。ぬるま湯がぬるすぎたのかしらん。
とにかく発酵待ちの間にお腹が空いたので手伸ばしでピザ生地を広げいきます。親指を使って向こう側の光が透けて見えるぐらいまで。1回目は遠慮してあまり大きくできませんでしたが、それはそれでパンみたいにもっちりしたから良かったかな。2回目は勇気を出してグイグイ広げてやりましたが、醗酵が足りなそうに見えた割によく伸びたので結果オーライとしたいところ。
生地を広げたらガンガン焼いていく必要があるので、醗酵モードが終わった途端にオーブンを最大火力で予熱しておくといいですね。ひとかたまりの生地から5枚のピザを作れと本には書いてありますが、サクッと無視して4枚作り、フライパン→魚焼きグリルで2枚、オーブンで2枚焼くと一気に食べられるのでオススメ。
まずは定番のマルゲリータということで、生地の中心にオリーブオイルとトマトソースを塗ってモッツァレラとバジルの葉を乗せたらフライパンで焼いていきます。そのタイミングで魚焼きグリルもMAXで加熱して庫内を温めておきます。
欲張ってトマトソースをこぼすと焦げるので、ほんとに「塗る」ぐらいがベストですね。
トマトソースがふつふつしてきたら魚焼きグリルにいれて、フチの盛り上がったところに焼き目がついたら完成。
思った以上にザ・ピザで、ただやっぱり発酵が足りなかったのか固めになってしまいました。生地づくりはベーカリーに任せようかな。
キモとなるのはバジルで、これは絶対生の葉っぱがあったほうがいいですね。香りが違う。
トマトソースは缶詰のホールトマトを潰して種などを濾し取っただけの簡単仕様ですが、トマトの素材が生き生きと感じられてよかったです。ただまあ素材感が強すぎるから、なんらかの調理(火を通したり味を足したり)した方が一般人受けしそう。
たらこスプレッドがヤバイ。
ネットで評判のカルディのたらこスプレッドを買ってあったので、残りの2枚に使ってみました。
- 出版社/メーカー: マリンフード
- メディア: その他
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単体でそのまま乗せるのでは芸がないのでマッシュポテトに混ぜてタラモサラダ風にしてみようと考えたのですが、じゃがいもを茹でたり皮を剥いたり潰したりするのって面倒じゃないですか。熱いし。そんなことを考えながら食品売り場をさまよっていたら、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言うものですね。とんでもない神商品を見つけてしまいました。
- 出版社/メーカー: カルビーポテト
- メディア: 食品&飲料
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なんと、お湯を加えるだけでマッシュポテトができてしまうというから驚き。宇宙食かよ! しかも製法としてはじゃがいもを潰して乾燥させただけなので特に悪いものが入っているわけじゃないし(良いものも抜けているかもしれないけど)、安心して食べられます。
マッシュポテトのもとにお湯を加えて温まったところにたらこスプレッドを投入して混ぜ、ピザの上に盛ってさらにとろけるチーズを乗せてオーブンで焼いてみました。
こっちはもう美味そうすぎて写真を撮る暇もなく食べてしまったんですが、マジウマです。タラモピザ強い。これはピザだけに限定しないで、茹でたブロッコリなんかを混ぜてオーブンで焼いても良さそう。たらこスプレッド凄い。
ピザ焼きは楽しい
生地づくりには失敗したけど、こねたり伸ばしたりするのは結構楽しいし、思った以上にフライパンと魚焼きグリルで本格的にピザが焼けたのが嬉しかったので、来週また作ってみたいと思っています。
次は生クリーム&きのこのピザと、アンチョビと魚介のトマトピザにしてみようかな。