熊石あわびの里フェスティバルに行ってきた(偶然)
家づくりの方はおかげさまでだいぶ一段落して時間ができてきたので、天気も良かったし早起きして少しだけ遠出してみることにした。
目的地は、檜山にある「湯とぴあ臼別」という秘湯。
www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp
公営の温泉なんだけど、管理人はおらず完全に無人で山道を3kmくらい入ったところにあり、泉質も景色も抜群に良い、知る人ぞ知る名湯なのだ。
実は、2年前に道南の温泉巡りをしていた時に一度だけ行ったことがあるんだけど、その時のことは日記に書いていない。
なぜかというと、尻のあたりをブヨに思いっきり刺されてテンションがダダ落ちになって、ブログに書く気持ちになれなかったから。
5月くらいなら虫もまだそれほどでもないだろうと、気持ちを新たに再訪してみることにしたのだ。
まさかの休業日
せたな町は函館から2、3時間かかるので、昼ころに到着するように家を出た。
狙うは熊石にある「寿司処かきた」である。
ここの海鮮丼が究極に美味しかったので、久々に食べてみたくなったのだった。
ところが。
3時間かけて到着したにもかかわらずまさかの「本日休業日」。
日曜日なのになぜ!?
熊石なんて田舎も田舎。民家もまばらな漁村が並ぶばかりで、ここいらへんには食べ物屋なんて稀にしか存在しない。
ほかにめぼしい店も見当たらず、これはもう、セイコーマートで味気なくおにぎりなんかでも買って食べるしかない、と諦めてかけていたとき、途中のみちばたに「あわびの里フェスティバル」の立て看板があったことを思い出した。
ふと、この前立ち寄った木古内町のチューリップまつりの閑散さを思い出したんだけど、食べ物くらいはあるだろうとあまり期待せずに行ってみることにした。
ところが。
会場は、人人人の大洪水。
一見過疎ってるこの町のどこにこれだけの人がいたのかと思うくらいの人手だった。
なるほどこれは、町の飲食店は営業してらんないよね。たぶんこっちに出店しているはず。
聞くとメインイベントは餅まきならぬ「アワビ撒き」と、1万個以上のアワビがプレゼントされるビンゴ大会だそうで、昼過ぎにはそれが終わってしまってかなりの人が帰ってしまっている状態だという。にもかかわらずこれだけ賑わっているのだから大変だ。
すでに屋台の方もかなり品薄になっていて、ひらたない荘のアワビ釜飯をゲットしたら残り一つだったり、生アワビ丼を買って食べている間に完売したり、相当な盛況だった。
今回はたまたま偶然看板を見て寄ってみたけど、これは朝早くから来てアワビをゲットしに来る必要があるかもしれない。
生アワビ丼
コリコリしていて良い。生アワビは食感が命。
年に1回くらいアワビが食べたくなるので、今年のノルマはここで達成ということにしてもいいかもしれない。
八雲和牛を使ったハンバーグも結構美味しかった。屋台はこういう、地元の店が出店しているところに限るね。
桜は満開だし食べ物は美味いし、かなり最高なイベントだった。不穏なスタートだったけどうまく大逆転できて良かった。日頃の行いがいいせいかもしれない。
というわけで今回の旅の目的地である「ゆうとぴあ臼別」についてはまた次回書きたいと思う。