クアプラザピリカに行ってきた

今回は、盤石温泉に行った時の続きの話。

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このブログはおおむね月水金の19時に新しい記事が公開されることになっており、基本的には1ヶ月分くらい書きだめしているんだけど、突発的な出来事が起こると公開順序を入れ替えることにしている。
特に意味はないんだけど、定期的に書くことにしていると生活にハリも出るしね。
盤石山荘なんて、「これ、ブログに書けるな」と思わなかったら行ってないと思う。

それはさておき。

盤石温泉のお湯を堪能しつつも、温泉に行くぞと家を出て、無料の小さな野湯に浸かっただけで終了というわけにはいかないだろうと決意を新たにした。
頭の中で「行きたいけれどまだ行っていない温泉リスト」を広げてみると、美利河ダムのすぐそばに温泉があることを思い出した。

www.kurplazapirika.net

札幌への行き帰りの際に看板だけはよく見るのだけど、通り過ぎる時間帯が微妙すぎて一度も行ったことがない。
本当はその奥にあったという奥美利河温泉に行きたかったのだけど、2015年に廃業して以来閉鎖したままだという。
秘湯の温泉は本当にひっそりと廃業してしまうので、思い立った時に行かないと後悔してしまう。

自分が行った数少ない温泉の中でも、ニセコ鯉川温泉と、

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おなじくニセコの新見温泉、

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それと、雷電温泉にあったみうらや温泉旅館も閉業してしまった。

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宝くじで3億円あたったら、廃墟になった温泉を買い取って余生をそこで過ごしたいと考えているのだが。

閑話休題。そんなわけで、盤石山荘からさらに30分ほど北上し、クアプラザピリカへと向かった。

クアプラザピリカ

スキー場に附設された宿泊施設なので、建物の外観はおしゃれで新しい。
その割に地元の老人たちが結構な人数利用していて、ファンシーさとのギャップが面白かった。

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英語で書くとpirika spa。自分のTwitterアカウント名の由来はこれだったりする(嘘

肝心の温泉はというと、浸かった瞬間にわかってしまったのだけど塩素消毒された循環式だった。
天然温泉に入りなれていると、塩素の匂いがしなくてもなんとなく肌感覚で、「これは塩素消毒されているな」と分かっちゃうんだよね〜。
ブラインドテストして分かるほどの自信はないけれど、なんとなくお湯に「薄っぺらさ」みたいなものを感じてしまうのだ。
生きた温泉が消毒されて死んでしまったかのような、そんな感触。

しかしまあ、スキー客を大量に受け入れる以上、やむを得ない措置だと思うしそこに文句をつけるつもりはさらさら無い。
こーゆーのは需要と供給であって、施設のメインターゲット層ではない自分のような人間からとやかく言われる筋合いはないのである。

お湯の方はアレだったけど、浴槽には今金町の名物のブラックシリカが敷き詰められており、黒光りしていてなかなかカッコよかった(効能はよくわからない)。

明確に残念だったのはサウナ。
非常に狭くて3人も入ると体が触れ合ってしまいそうなのと、水風呂が完全に一人用サイズなのがイマイチだった。
この日は他にもサウナーがいたので諦めて、露天風呂で体を冷ましたりした。
露天風呂はなかなかの開放感で、というかゲレンデ側から丸見えで凄い。いいのか?
逆にこれ、スキーシーズンに滑りに来て温泉がどう見えるのか確認したくなった。

クアプラザピリカには食堂も併設されていて、幻の今金牛を食べられたりするそうなんだけど、温泉のほうがああゆう具合だし、ちょっとパスしておいた。
まあ、ピリカには旧石器文化館とかダムとか面白そうなスポットは他にもあるので、暖かくなって再訪した時にでも食べようと思う。