プルーム・テック・プラスを買ってみた

JTから低温加熱式たばこの新製品が発売された。

www.ploom.jp

月曜日からネット販売が始まったんだけど案の定サイトが落ちまくって酷い有様だった。それでも、iPhoneからアクセスして、F5アタックかってくらいに更新連打しまくっていたらなんとか買うことができた。

コツとしては、次の画面に進む時に極力「新しいタブで開く」ことだと思う。普通だとすぐに接続が切られてしまうんだけど、何回か更新しているとプログレスバーの青い線が途中で引っかかる時があって、そこで待っているとうまく先に進める感じ。

いつ売り切れてしまうかわからなかったのでたばこ本体とカプセルをそれぞれ別に注文することになり、送料がそれぞれ徴収されたのは悲しい。

開封の儀

パッケージがどでかくなっていて驚いた。

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中身的には本体の他、電源アダプタとマイクロBのケーブルぐらいしか入っていないので、店で目立たせるための拡大化なんじゃないかと思う。

本体は普通のプルーム・テックと比べると相当太い。

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ワイシャツの胸ポケットに気軽に入れたり、くわえタバコをしたりするのはかなり難しい。

本体のサイズの他に大きく違うのは、リキッドが液体になっているところ。

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リキッドが液体だとか何を言ってるかわからねーと思うが、これまでのプルテクは綿に液体を染み込ませた、初期のダイナマイトを彷彿とさせるような仕組みだった。これがプラスになって一般的なVAPEに近い液体そのままを加熱する方式になった。

互換品には電圧をあげたものや、リキッドをそのまま詰められるカートリッジもあったけど、気化しきれなくていまいち感があったので、やはりこうやって抜本的にバッテリーを増やしていかなければダメなんだろう。

大きな違いは吸う前に、ボタンを三連打して電源をオンにしてやる必要があること。

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プルテクは吸えば直ちに発熱するところが良かったので、これは残念な変更点。しばらく放置していると勝手に電源が落ちてしまうし、例えばこうやってブログを書いていて5分に1回吸いたいと思ったら、毎回電源を入れなければならなくてちょっとめんどい。


吸ってみた

メンソール吸いなので、クリアミントとコールドミントの二種類を買ってみた。

クリアミント

ものすごく過激にメンソールがガツンとくる。言ってみれば、男のシャンプーの飲む用みたいな感じの爽快感の塊。これは強い。

コールドミント

味的には強力じゃないけれど、スーッとする清涼感があって「噛まなくていいガム」みたいな感じ。

朗報! プラスで無印のカプセルが吸える!!!

ちなみに、新旧のカプセルを並べるとこんな感じ。

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ほぼほぼ同じサイズで、フィルターの色が茶色なことだけが違いみたいだ。試しに無印のカプセルを挿してみたら、普通にカチッとハマってしまった。

試しに吸ってみると、

美味い!!!

無印とは比べ物にならないぐらい強力に香りが出て、かなり美味い。

さらに言うと一度無印を使って味がなくなったカプセルも、プラスに入れるとまだ味が出てきて再利用できることがわかった。これは捗る。

外では携帯性に優れる無印を使って、使い終わったカプセルを再利用するために家でプラスを使えばいいんじゃないかな。っていうか、カートリッジだけ別売りしてほしい。

総評

プルーム・テックプラスは重くて持ち運びがしにくいところはマイナスだけど、煙の量が安定して多いところが気に入った。

無印プルーム・テックだと5本のタバコカプセルの、3本目ぐらいにはカートリッジがスカスカになって煙が出なくなることが多くて、ヤフオクでカートリッジだけ買ったりしていた。プラスだと5本使ってもまだリキッドが余るので、シケテック(一度使ったカプセルを再利用)する時に捗る。

というか、このぐらい煙が強力に出るのなら、カプセルを再利用して電子キセルとして使うのも、プラスの方が美味しくなりそうだ。

pikaring.hatenablog.com

ちなみにタバコの葉を詰める方式は妻から「タバコくさい」と言われて不評。燃やさなくても吸わない人には「嫌な匂い」として感じられるようだ。


プルーム・テック・プラスの匂いはほぼ無臭、というか、匂ってもかすかなメントールの香りのみ。

iQOSやgloはいくら匂いを減らしたと言っても紙が焦げる独特の匂いがするし、多分高温加熱式のプルーム・テックSも似たようなものだろう(なので買わない)。

外勤していて後部座席でgloを吸われた時には、サイドブレーキを焦がしたんじゃないかと思ってびっくりした。

そういう意味では「匂い成分が1%以下」と表記してあるけれど、さらに「そこに嫌な匂いが含まれない」ってことを強調した方がいい気がする。フリスク噛んでる人よりも匂わないので。

だから高温加熱式と低温加熱式はきっちりと区分けした方がいいと思うんだよね。紙巻きは廃止、高温加熱式は喫煙所、低温加熱式はどこでも吸えるようにするのが理想だと思うので、JTが「売らんかな」の精神で後追いで高温加熱式をリリースしたのはむしろタバコ界全体にとっては逆風になるような気がする。

プルーム・テックの対抗は、タバコというよりフリスクとかの口内清涼剤だと思うんだよね。「口の中をスッキリさせたいけど甘みはいらない」という時にメンソールのプルテクはぴったり。

今回発売されたプラスは無印に比べてかなりパワフルなのでよかった。パワフルな製品には互換品とかVAPEとか色々あるけど、バッテリー使っている商品は得体の知れないメーカーで買いたくないしねー。爆発するかも知れんし(^_^;)