プルームテックのカプセル再生計画

プルームテックを使い始めてからしばらくたったある日、家にJTから一つの小包が届きました。中を開けてみるとタバコが一箱。アメリカンスピリットです。

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アメスピのウリは無添加のタバコ葉を使ったオーガニックな味わいとのこと。でもなあ……。まあいいか、ものは試しだ、と火をつけて一口吸ってみます。

マッズ!!!!

ああ、もう駄目だ。口の中に広がる焦げ臭い、そして生臭い異臭に吐き気がします。これはひどい

しばらくプルームテックを使っていると、『草を燃やした煙』を吸わなくなるので、普通のタバコに耐えられない体になってしまうのです。ああ、十何年もこんなものを吸っていたのか……。

まあ思い返してみるとタバコを吸うのは「美味しい」と思って吸うのではなく、ニコチンを摂るための衝動だったり、タバコを吸う事を口実に席を離れられたり、まあそんな感じなんですよ。何本も吸うと喉は痛くなるし服にも臭いがつくし、デメリットは十分感じながらも惰性でやめられない。

ところがプルームテックは毎回、パッケージを開けて最初の一服をする時に「美味い!」と思いますからね。ここが大きな違い。

煙草の葉から香り成分を抽出させた純粋な旨味。これがたまらない。

臭わない・灰が出ない・ヤニがない。で、味は美味しいというタバコ2.0。それがプルームテックなんですねえ。まさに未来のタバコ。

タバコカプセルを再生してみた

最近はカートリッジにリキッドを追加して再生してたりしたんですが、あるとき思ったんです。これ、カプセルも再生できないかな、と。

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そんなわけでピンセットを使って分解してみました。

フィルターを取り除くと、中から真っ黒くて細かいタバコ葉が出てきます。紙巻きに比べて細切れなのはエキスを抽出しやすくしているのだと予想。黒いのは普通のタバコよりも深煎りなのか、それとも使用済みだからなのか。

煙草の葉をほじくり出したら試供品のアメスピをねじ込みます。

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だいたい5分の1ぐらい突っ込んでデザインナイフで切り取ります。タバコの重量は1g、カプセルの中のタバコの量は0.3gぐらいなのでもっと多めに使ってもいいんですが、紙巻きの葉は大きめにカットされているのでこれ以上詰めようとすると空気の出入りが悪くなりがち。ある程度スカスカにするのがコツなような気がします。

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続けてフィルターから紙を剥がして中の綿を5等分し、仕上げとして綿に飽和メントールを2,3滴ふりかけたらカプセルに詰めて完成。

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アメスピのオーガニックさはプルームテックで光る

さてプルームテックに詰めて味わってみると、これがなかなか良い感じ。純正カプセルより風味が強く、乾いた草の良い香りがします。ニコチンも強めに感じます。

ちなみにアイコスのヒートスティックだと変な味がするとのこと。普通のタバコは葉に燃焼促進剤が混ぜられていたり、巻紙にニコチンの吸収量を上げるためのアンモニアが染み込ませてあったり(悪臭の原因の一つ)するんですが、アメスピはオーガニックなのでそういう添加物とは一切無縁。だからこそプルームテックで吸うのに合っているのかもしれません。

ただ、蒸気の勢いが弱いと香りを感じにくいので、爆熱気味の互換品の方が良さげ。

298円で買ったパチもんで、カートリッジが熱々になる危険なシロモノなんですが、こういうときにはなかなか便利。

そんな感じでプルームテックを自由に楽しんでいます。わざわざ手をかけて詰め直すという行為が地味に面白い。ちょっとこれは発展の余地があるかもしれません。また色々と試してみよう。