真空パック済みの鶏肉を真空調理してみた
最近は、トレイがない真空パック済みの鶏肉が流行っているんですね。近くのイオンでちょくちょく見かけます。
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ゴミが少ないことの他にも、空気に触れることがない分鮮度が高いのが利点らしい。
真空調理器ANOVA使いとしては、ノントレー鶏肉の一番の利点はこのままお湯に突っ込めるというだと思い、さっそく試してみました。
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鶏もも肉
桜姫鶏を63度で1時間。
ちょっと半生。このぐらい分厚い場合は調理時間を長めにした方が良かったかな。でもスキレットで強めに焼いて食べるにはミディアムレアでちょうどいいかも。
だけど、この調理法だと肉から滲みでた鶏油でひたひたになってしまうので難しい。もも肉には向いていないというか、せめて皮を外して脂肪を取り除いてから調理したほうがいいですね。
鶏むね肉
というわけで五穀地鶏の調理パックにもチャレンジ。
58℃で3時間かけたところ。うん。塊肉はこのぐらいしっかりと時間をかけて低温で加熱したほうがいいですね。これはもう完璧。
かたまりのままスキレットで焦げ目を付けて切り分けたもの。繊維は出ているけれどパサつきはなくジューシーで、これは成功。
真空パック済みの鶏肉と真空調理
色々試した結果、簡単に鶏肉を真空調理できるところは便利でした。ただ、本当にただの生肉なので、味を染み込ませたりする行程を挟めないところが致命的ですね。多少手間でも切って余計な脂を取ったり、調味液に漬けたり、そーゆーことをしていかないと加熱しただけでは『素材』であって、『料理』ではないな、と感じました。
トレイ入りだとドリップを吸う紙が入っているので、肉が水っぽくならないというのは見た目以上に味に影響があるのかも。ちなみにトレイ入りだと真空パックに比べて空気に触れる分、酸化して赤みがかり、それが消費者受けの良さに繋がっているのだとか。そんなんぜんぜん利点じゃない(*_*)
それともう一つ感じたのは、「安い肉で真空調理してもつまらない」ということw
やっぱり牛肉をステーキにしたりローストビーフを作ったり鶏もも肉をまるごと一本焼いたりと、ゴージャスな料理じゃないと華がないんですよね~。手間をかける分のリターンが、ちょっと小さすぎるように感じます。今度はもっと派手な真空調理にチャレンジするぞ!