大沼鶴雅オーベルジュ エプイに泊まってきました(3年ぶり2回目)
結婚記念日は久々に、大沼にあるエプイに泊まることにした。
こちらは2016年に泊まった時の記事。
ダブルベッドルームだとベッドが天蓋付きで盛り上がったんだけど、ツインだと割と普通。
いや、この方が寝やすくて良いんだけどね。
前回と大きく違っていたのは、ラウンジがフリードリンク(アルコール含む)になっていたこと。
カールスバーグも赤ワインも白ワインも好きなだけ飲んで良いと言うのは太っ腹。客層的に泥酔するような人はいないんだろうな。
夕食
年末は混み合うらしく、部屋は満室。夕食会場も混み合っているということで、早めの17時30分からにしたところ、まさかの個室での夕食となった。
積丹のウニには負けるけども、なかなか美味しい。
テリーヌは美味しいけれど野菜が生なのには並行した。ニンジンやカブが生のまま、ゴリゴリとかじらされる。これは料理なのかなあ。
焼き立てのパンは最高に美味しい。
翌日チェックアウトした後でパン工房に買いに行って、それも確かに美味しかったんだけど夕食のパンの美味しさは格別だった。
スープは白貝のサフランスープ。
これも美味しいんだけど、前回食べた函館ブイヤベースのことを思うと数段階落ちちゃうかな。
アワビのパイは安定の美味さ。
そういえば、グラスワインのリストが赤白3種類ずつあって良かった。1,000円から1,500円なので安いもんじゃないけれど、瓶一本頼んでも飲みきれないし。
ただやっぱり同価格帯で比較すると、国産のワインは海外産に比べると格が落ちる気がする。
逆に、贅沢に頼んでみたシャブリは「へー、こんなもんか」レベルだったので、真ん中の中ぐらいの値段のワインを頼んでおくのが無難かもしれない。
メインは牛ロースのロースト。
この前めちゃくちゃ良い肉を食べていたから大丈夫かな、と思っていたけどこれはちゃんと美味しさに感動できたのでほっと胸を撫で下ろした。
やっぱシェフが焼いた肉は焦げ具合も完璧に計算されているわ。
焼肉屋の肉が横綱なら、洋食屋のステーキはプリマだよね。闘う土俵が違いすぎる。
デザートはりんごのコンポート。
エプイのノンノというコースは定価10,000円なんだけど、うーん、今日の感じだとちょっと微妙かな。
前回訪問時は「赤いアペオイ」という8,000円のコースだったんだけど、その時の方がもっと感動した気がする。
1万円出すなら函館市内でもロワゾー・パー・マツナガあたりの方が強かったし。
オーベルージュを名乗るんだったらもうちょっと料理に力を入れて欲しかったなあ、と思った。
夕飯後は貸し切り個室風呂へ。
大浴場もいいけどふたりで別々になってしまうとちょっと寂しいので、こういう施設があると嬉しい。
驚いたのは、個室風呂(無料)が空いていたのにエステは全部埋まっていたこと。
こーゆーところに泊まる人は、結構フランクに利用するものなのだなあ。
お風呂に入った後で再びラウンジへ。
お酒もお茶漬けも無料なのは贅沢でいいよね。
だけど気づいてしまったのは、前回おとづれた時にいたバーテンさんがいなくなってしまっていたこと。
有料ドリンクもきちんとしたカクテルなどはなくて高いウィスキーばかりで残念だった。特製カクテル「エプイ」は幻の味になってしまったなあ。
設備や接客は素晴らしいんだけど、細かく見るといろいろとコストダウンしているのが目に見えてしまって、ちょっと寂しい気がした。
朝食は当然エッグベネディクト!
スクランブルエッグも美味しそうなんだけど、エッグベネディクトなんてここでしか食べないのでついつい選んでしまう。
ホテルの朝食にありがちなんだけどどれもこれも冷め切っているのは少し残念。牛すじと大根の煮物でさえ冷え冷えだった。
前回はそれでも、熱々で具沢山のお味噌汁のサービスがあって身も心も温まったんだけど、その代わりにあったのはセルフサービスのお茶漬け。
ま、それも悪くないんだけどね。
そんな感じで、初めてだったら良かったと思うんだけど、2回目だといろいろと寂寥感を味わう宿泊になってしまった。
今度どこかに泊まるとしたらセンチュリーマリーナ函館あたりかな〜。