自宅餃子レシピ
冷凍の餃子に比べると、自宅で作る餃子はなぜか美味い。
自分は特に料理が上手な方ではないけれど(めんどくさがりで雑なので)、それでも特に失敗せずに美味しくなるのが餃子の魅力。お蕎麦は「引きたて・打ちたて・茹でたて」の3たてが至高とされているように、自分で作る餃子は「刻みたて・包みたて・焼きたて」の三拍子が美味しさの秘訣なのかもしれないと考えています。
備忘録としての餃子レシピ
しかしめんどくさいので家では2月に一回ぐらいしか餃子を包まず、その度にレシピを検索するのもめんどくさいので、ここに備忘録的にレシピをあげとくことにします。ブログ便利。
ちなみに料理をつくる際にレシピを検索しても、まるっきりそのまま真似することはまずないです。クックパッド的な料理投稿サイトは除外するとして、NHKの「みんなのきょうの料理」や味の素あたりのサイトで標準的な分量や手順を確認しつつ、あとはフィーリングでババっと作っています。
材料
餃子の皮(大判)32個(32個作るとは言ってない)
キャベツ みじん切りをどんぶりいっぱい
ひき肉 100~300g
ニラ 1/2袋
味覇(必須!)
鶏ガラスープの素
塩コショウ
醤油・酒
ごま油
生姜・ニンニク(チューブ入り)
作り方
まずはキャベツをみじん切りにします。おおむね300gというか、1/4個ぐらい。それを丼に入れたら塩をまぶして水を少量まぶして、ラップをかけてレンチン!
ここが一番のこだわりの手順で、熱々になったキャベツをザルに上げて水をかけて冷ましたら、片手で力いっぱい水気を絞る! 栄養が抜けても気にしない! 搾りかすになったらボールに移す!
レンチンすることで繊維をくたくたにして食感を良くし、材料から徹底的に水分を取り去るテクニックです。
レンチンしている間にニラをみじん切りにします。ニラは柔らかいし水っぽくないし、チンすると香りが抜けるので生のまま使ったほうが良いと思います。ニラ一袋全部を使うと多すぎるので半分だけ使うことになるのですが、この際に束をふたつに分けるのではなく、上半分だけ切ってしまう方が悪くなりにくい気がします。だいたいニラって刃先の方からへにゃへにゃになって臭くなるので、根っこに近い方を残すというのが最近のライフハック。
北海道産 北の華知内にら 100g×10束 |
ひき肉の量が100g~300gとアバウトなのは、絞りきったキャベツと同量のひき肉を使うことになるから。若い頃は肉が多ければいいだろうと思っていたんですが、肉は具材をつなぎとめるための接着剤的な役割が大きいんですね。残ったひき肉はまあ、冷凍しておいて味噌汁にでも入れるといいです。
ひき肉とキャベツに塩を加えてこねて、粘り気が出てきたらニラと調味料を加えて混ぜ合わせます。
調味料の量はいつも適当で、醤油と酒とごま油は大さじ1ぐらい? 鶏がらスープの素も目分量でパラパラと。さじなんか使わないで目分量。少々味が濃かったら醤油につけるのをちょっとにすればいいだけですからね。
調味料については、オイスターソースは加えないほうがシンプルでいいかもしれないと思い始めています(今回は入れず)。大事なのは味の覇王こと味覇で、化学調味料が嫌いな自分もこいつだけは特例措置としてあらゆる中華料理に用いています。だいたい2~3cmぐらいニョロっと。
餃子のヒダはなんのため?
さていよいよ餃子を包み始めるわけですが、自分は不器用かつめんどくさがりなので、餃子のヒダは作りません。下手な人がやるとむしろ不味そうに見えるし、ヒダをつけるために寄せた部分から穴が空いてしまって、焼きあがったあとで切ないことになりがち。
なので餃子の皮の真ん中にタネを適量入れたなら、あとは内側に水をつけて平らなまま貼り合わせ、親指と人差し指でぴっぴっぴと押し止めたら、あとは両サイドだけ折って完了です。これだけでも途中で剥がれたりしないので楽。
焼くときもフライパンを熱してからとかめんどくさいので、コンロの上においたフライパンに餃子を包みながら並べて、全部完成してから火をつけます。フライパンが熱せられてコンロがピピッといったらサラダ油を加えてゆすり続けてサラダ油を餃子の裏側までゆすり入れて、しっかりと焼き目がつくまで焼きます(この時点で完璧に焼き目をつけてOK)。
その後は餃子が腰まで浸かるぐらいの水を入れて、蓋をして蒸し焼きにして、水が少なくなってきたなーと思ったら蓋を取ってゆすりながら焼いて水分を飛ばしていきます。水が残っているうちは100度以上にならないので焼きすぎるということはないので、恐れずに長めに焼いた方が失敗しないはず。音を聞いて、水が蒸発する音から焼ける音に変わったタイミングが食べごろです。
餃子の良いところは特別な技術力がなくても、材料の配分に気をつけなくてもそこそこ美味しく作れるところ。あとはなんというか、一心不乱に餃子を包んでいると、なぜか心が落ち着くんですよね。写経に似ているのかもしれない。
そういえば最近netflixで伊集院光のばらえてぃーを見ているんですが、
伊集院光のばらえてぃー 体内時計でぴったんこの巻 [DVD]
3分きっかり図るコーナーで小田が肉団子をこねて、田代32が写経をしていました。自分も餃子を包む時間を正確に測っていたら将来何かの役に立つかもしれないなあ。