上ノ国町でもウニを食べてきました
素晴らしい温泉を堪能した後は腹ごしらえですよね~。
というわけで上ノ国町内の飲食店を検索したりしたんですが、HPが消滅していたり(悲しい)、名物料理が山菜やキノコが載った丼だったり(海鮮が食べたいのです)して、いまいち触手が蠢かなかったので無難に道の駅に寄ることにしました。
孤独のグルメだったら外れのお店に行くのも漫画になるけど、自分は外すのが嫌いな性格なので常に安全圏を狙います。そうなるとやはり道の駅ばかりになるんですよね。田舎だとそもそも飲食店がなかったり、あってもただ腹を満たすだけの料理を出す店だったり。ある程度の規模の観光地ならまだしも、いつくるかわからないお客さんのために新鮮で美味しい食材を常に取り揃えておくことはできませんしね。というわけで頼りはやっぱり、みんなが頼りにする道の駅になるわけです。
ここ道の駅もんじゅには「海のレストラン」として知られるグルメブティックもんじゅ(このネーミングはどうかと思う)が併設されており、その名の通り日本海を一望しながら食事を楽しめるようになっています。
レストランと言っても気張ったところは特になく、平日に行ったせいでスーツや作業服の人も利用していて、観光客だけでなく地元の人も好んで利用していました。
ウニ丼を食べるか否か
メニューはこんな感じ。
こちらの名物はヒラメだそうで、ヒラメの天ぷらを使った”てっくい丼”*1がイチオシだそうです。しかし、せっかくのヒラメなのに刺し身じゃないのか……。これは冷凍ものかな? などと邪推して一旦保留。
さらにメニューを目を皿のようにして見回すと、なんと雲丹丼があるではありませんか。
値段は2,200円と、先日食べた松前のウニ丼の約2/3です。
これか! これしかないか!?
と、一瞬総毛立ったものの、このウニの写真だけで注文しちゃっていいものかどうかには大きく疑問符がつきます。生うにがどのぐらい使われているのかも謎だし、そもそも生なのかも判然としないし、丼の大きさも未知数。だったら店員さんに尋ねてみればいいんですが、つい最近凄いウニ丼を食べたばかりなので、ウニ欲のレベルが大きく下がっているのでそこまでするほどのことではないのかな、と。ここで大したことないのを食べてしまったらガッカリだしなあ……。
しかし、一旦ウニスイッチが入ってしまうと歯止めが効かないというのも事実。ここは一つ折衷案として、ウニとホタテの炊き込みご飯セット(1,000円)を注文することにしました。
ウニとホタテの炊き込みご飯セット
ざる蕎麦とアイスコーヒーがセットでこのお値段なら、かなりお値打ちなんじゃないでしょうか。
さて、火が通ったウニ丼はどんなもんかな。まずは一口。
お、これはなかなか。ウニの香りがするし、ホタテの出汁もご飯に染み込んでなかなか悪くない。なかなか悪くない。なかなか悪くない。
だけど、ウニを食べているはずなのにこの高揚感のなさは何だ……。やっぱりあのトロトロの食感と、弾けるような鮮烈な香りがないと、ウニはウニとは言えないんでなかろうか。
続いてはお蕎麦。
この盛り付けは上ノ国町が誇る名山、夷王山をモチーフに盛り付けがなされているとのこと(嘘) 蕎麦も、まあ取り立てて言うことはない感じです。蕎麦屋じゃないですしね。
でもまあ、目の前に広がる日本海の景色を見ながらの食事代として200円を差し引いたなら、実質炊き込みご飯と蕎麦のセットで800円なわけですよ。食後にアイスコーヒーも付いているし。ここはまあ、気軽に食べられる系ってことでいいんでないかな。コスパも良いし、高みを目指さないのならオススメです。
おみやげには根ボッケがオススメ
帰りに売店を物色していて、冷凍の根ボッケを見つけました。
生の魚がふんだんに手に入る港町の人としては「冷凍の魚なんて……」と思ってしまうのですが、これは良い買い物でした。
「根ほっけ」それは、水深200メートル付近の荒潮の岩場で育まれた海の幸。
その「根ほっけ」を水揚げ直後にさばき、すぐ真空パックし冷凍するので鮮度はそのまま。脂ののりが格段に違う、それは、食べた者のみ知る味。一回食べると、やめられません。
この謳い文句通り、解凍して焼いてみたら脂がたっぷりでかなり美味しかったです。塩を振って食べるだけでもかなり食べれてしまう。また買いに行きたい。どうせなら通販すればいいのになあ(アフィリエイトも貼れるのに)。
*1:てっくい=この地方におけるヒラメの呼称。底引き網=手繰り網で穫れるから、だったかな