旭岳・富良野・二風谷2020 その5 〜富良野〜

湯駒荘を発った我々は、すぐ近くにあるダム湖の親水公園へと足を運んだ。
七色の噴水というインスタ映えスポットがあるというので見てみたかったのだ。
www.welcome-higashikawa.jp
噴水は水の圧力を利用して自噴していて、そこに太陽の光があたって水ができる、という仕組みらしい。
Googleのレビューによると朝方は虹が見えやすいとのことだったけど、夏場は日が昇るのが早いので、8時でもかなり厳しい感じだった。
根元のほうがわずかに虹色になるかな……? レベル。
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紅葉のシーズンのほうが見えやすいかもしれないね。


その後は美唄に入り、白金青い池を目指した。
有料駐車場に車を停め、まずは売店でラムネ味の青いソフトクリームをいただく。
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同じブルーでも積丹のブルーソフトのほうが、ミント味で上品だったかな。
pikaring.hatenablog.com
青い池は本当に幻想的なブルーをしているのだけど、写真ではその魅力が全然伝わらないので凄い。
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旭岳の山頂もそうだったけれど、自分の目で見る光景と、それを目よりも劣ったセンサーで視界よりも狭く切り取ったスチルとでは、雲泥の差があるものだと実感した。
風の匂いや木々のざわめき、空気を通って差し込む太陽の光のわずかなゆらぎなど、これから先どんなに技術が進歩しても、その場にいなければ味わえない感動というものがやはり、ある。
ただ、その場に行って写真を撮ることでそれが”しおり”として、自分の記憶のトリガとして働いて、そのときに思ったこと、感じたことを当時のままに再現できるという効果はある。
食べたものを(SNSに上げる目的でなくても)写真に撮っておくのは、それによって味を思い出すためのよすがとしている側面が大きい。

白金青い池はダムを作った結果川の水が溢れ出て偶然作られてしまった半人工の池で、たまたま上流の水がアルミニウムを含んでいたせいでコロイドになって青く見えるという、偶然の賜物だというのが面白い。
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木の生え方が格子状なのがおかしいと思ったら、植樹された森だったんだねきっと。
自然のものでないにもかかわらずこれほど観光客を呼べる資源となっているのは、運がいいとしか言いようがない。


その後は上富良野町の町営駐車場に車をデポして、サイクリングと洒落込むことにした。
詳細は自転車ブログの方に(いずれ)乗せるのでそちらを読んで頂くとして、まあなかなか大変だった。
積載量の関係で2台とも折りたたみ自転車になってしまったのが結構厳しい。
自分はまだしも、妻のブロンプトンは車輪が16インチしかないため上り坂に極端に弱いのだった。
富良野は丘が多いため、アップダウンがやたらと多い。
ブロンプトンはギアが6段あるけれど、外装3速内装2速と異常な組み合わせのため、適切なギア比を選びにくいというのも面倒なところ。
次にサイクリング旅行に行くときは、輪行袋クロスバイクを入れて持っていこうと心に決めた。
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さらに富良野は日光を遮蔽するものが一切ないのが辛かった。
特にこの日は雲ひとつない快晴で、眺めは良かったけどそれが逆に裏目に出た。
7月だからまだ良かったけど、8月だったら熱射病で死にかねない。
どちらかというと大雪山ロードバイクで登るほうがずっと簡単だろうとは思った。
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