イオンモバイルにMNPした(両親が)
実家にタイヤ交換のために帰ったところ、居間になぞの端末が転がっていた。
Blackview? いちおうデジモノに詳しいはずの自分も見たことも聞いたこともない端末にビビっていると、弟が父親のために買ってきたのだという。
父はずっとガラケーを持っているのだけどほとんど使ったことがなく、母がスマホを使っているのを見て自分も電子書籍を読んだりしたい、と言い出したのが原因らしいのだけど、70歳近い親にこんな謎の機体を渡してどうするつもりだ弟よ。
さらに、auにこれを持っていって機種変したいといったところ断られてしまってなすすべがないとのことだった。
父いわく、月1,000円ぐらいで使えるのなら持ちたいけれど、それ以上高くなるなら無くてもいいとのこと。
さらには母はワイモバイルに入っていて、無駄に4,000円ぐらい払っているのでもっと安くしたいとのことだった。
ということで自分が入っているIIJmioを勧めてみたのだけど、そんな得体のしれない会社は嫌だという。インターネットイニシアティブジャパンやぞ!
まあ、実店舗がないというのは不安であろうという気持ちはわからなくはないので、イオンモバイルにしてはどうかと提案してみた。
月額1,000円代から普通に使えるし、バックに付いているのは天下のイオン様である。両親も普通に買い物に利用しているし、これには一も二もなく同意してもらえたのでさっそく近くのイオンに行ってみることにした。
ところが、いくら探しても店舗が見つからない。DOCOMO、au、ソフトバンク、ワイモバイルあたりは目立つところにあるのに、イオンの中にイオンモバイルが見つからないのだ。
疲れ果てた頃、UQモバイルの看板を見つけた母が、「1,480円ならいいんじゃない?」と言い出した。
UQ mobile ご家族なら3GB ずーっと1,480円の「スマホプラン」を提供開始 | 【公式】UQコミュニケーションズ
少し割高だけどこのくらいならいいだろう、と思って話を聞くと、1,480円というのは家族2台めからの値段で、1台目は1,980円だという。
詐欺かよ!
さらに謎のオプション費用が+500円され、結局は月額2,500円かかるし、au回線だから弟が買ってきたBlackviewも当然使えないため、さらに月額1,000円出してローンでスマホを買わなければならないのだった。
とんだ糞ofクソに時間を無駄にされて両親は帰ると言い出したけれど、諦めきれない自分は「サービスカウンターに聞く」という最後の手段に出た(最初から聞いておけ)。
すると店員さんから驚くべき答えが。
「イオンモバイルですか? それなら文具コーナーにありますよ」
文具コーナーの前ならさっき通ったはずだぞ?
半信半疑で戻ってみると、通路から一本奥の、見えないところに看板があったー!
イオン上磯店|業界最安級 イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】
こんなところにあるなんて誰が気づくんじゃー!
しかし結果としてイオンモバイルは非常に良かった。
文具コーナーのお姉さんの対応も良かったし、目立たないところにカウンターがあって従業員が兼任しているのもMVNOらしい低コストさが現れていて好感が持てる。
そして何より値段が安い!
60歳以上だと音声SIMで200MBからのプランが980円/月だし、そして今の時代はデータ容量を使い切っても速度制限がかかるだけなので実質それでも問題がない。
通話は基本的にLINEを使うのでかけ放題もいらないし、なんだよ最高じゃん、と思った。
とりあえずAndoroidだし最初はアプリもたくさんダウンロードするから多めに2GBのプランにしたけど、それにしたって1,380円しかしない。
思わず、
「ほかに追加料金はかかりませんよね」
としつこく聞いたら申し訳無さそうに、
「このお値段は税別なので10%の消費税がつきます」
と答えたので惚れるかと思った。
母もワイモバイルからイオンモバイルに転出するとのことで、いままでワイモバイルに払っていた金額未満で2台分のスマホ代を賄えることになって非常に満足していた。
MVNOは回線を間借りしている関係で昼休みとかに多少遅くはなるけれど、それはソフトバンクのときも同じだったし、ヘビーユーザーな自分でも特に不便を感じていないのだから通信をほとんど使わない両親なんてなおのこと問題ないだろう。
今の時代、スマホなんて1万円未満で買えるんだから、安いMVNOで月の費用を浮かせてスマホが壊れた買い換えるほうが安上がりなんだよね、結局。
安心とか安全とかを言い分にして高い料金をふんだくろうとする商売は、人としてどうかと思うよね。
とりあえず今週末にはまた実家に行ってアプリを入れる必要があるけども、まあなんとか安く済んで良かった。