おとべ温泉いこいの湯とGuild Endevour
せっかく1時間半もかけて待望のラーメン屋に行ったのに、開店直後ではなくて12時過ぎになってしまったのは、寝坊したとかそういうことではなく、先に温泉に入りに行ったから。
遊びには本気なのでサボったりはしないのだった。
道南は檜山方面にいい温泉が集中していて、最近その魅力に目覚めたばかりなので、何かに付けて足を伸ばして新しい湯を開発することにしている。
今回寄ってみたのは乙部町の、おとべ温泉いこいの湯。
町営で、施設が真新しくてとてもいい。コインロッカーも完備。
田舎の半分崩れかけたような温泉もいいけれど、最近は車上荒らしも多いと言うし、安心して入られることでようやく温泉の良さを十二分に楽しめるというもので。
100%源泉かけ流しの温泉はちょっと黄緑かかった半透明で、いかにも成分が濃そうな肌触りで、とても良かった。
特筆すべきは露天風呂からの眺め。
山の斜面を利用して岩やら松を配置して庭を作っていて、外からの視線は遮られているし眺めは広々としているしでポイントが高い。
露天風呂に出たり入ったりしながら景色を眺めている間に、次回作のアイデアも浮かんできたのでいい事づくし。
羊蹄山とか大沼とか見市川とか絶景が見られる温泉ももちろん最高だけど、工夫で良い景色を楽しませようという心意気がいい。
これが、「露天風呂なんだから天井がひらけていればいいのだろう」と塀で囲んでしまったり、開放しすぎてゲレンデから丸見え状態なのも困るし、やっぱりこう、安心に裏付けられた開放感が、温泉を楽しむポイントなのかもしれないね。コインロッカーみたいに。
風呂から上がって寄ったのは、地ビールの醸造所であるGuild Endevour。
湯の川にある支店の方には何度か行ったことがあるのでこちらにも足を運んでみたのだった。
車で来ているので飲めないのが残念。ここで飲むために、いこいの湯に併設されている宿泊施設、光林荘に泊まるのは全然アリだろうな。
とりあえず瓶詰めされたものを買って帰ることにしたんだけど、一本が1,000円以上するうえに、湯の川で飲んで美味しかった黒ビールがなかったのは残念。
仕方なくペールエールとIPAを買ったけれども、うーん、それだったら湯の川で飲んだほうが良かったかな。
ひとつ気になったのは、普通に営業中なのにGoogleマップ上では閉業とされているところ。
Googleマップを信じない癖がついている自分は「いやいやそんなことなかんべ」と執念でたどり着いたけど、諦めて帰ってしまった人は100万人ぐらいいるんじゃなかろうか。
ギルドエンデバーはHPも見ずらいし、やっているんだか廃墟なのか分かりにくい作りをしているので、もう少しなんとかしたほうがいいような気がする。
ひとまずGoogleマップには「情報の修正」をしてみたけど、いつ治るのかな。変な嫌がらせで閉業していることにさせられているんじゃないといいけれど。