台湾料理が食べたいワン

去年行ってきた台湾旅行の日記にスターがついていたのをきっかけに読み返していたら結構面白くて(自画自賛)、台湾料理が食べたくなってきました。

ところが市内には台湾料理のお店がない、正確には一時期あったけど潰れてしまって、おなじ系列のお店が森町に残っているという状況です。


関連ランキング:台湾料理 | 森駅東森駅尾白内駅

食べログの評価は極めてフツー。

でもまあものは試しだし、温泉にでも行くついでに寄ればええやろ、ということでちょっと足を伸ばしてきました。

美味鮮

札幌まで行く途中で、必ず目にする看板で以前からお店の存在は知っていました。

f:id:Red-Comet:20180328212847p:plain

Wordで均等割に失敗したような看板が笑える。発注する前に誰かに校正してもらえばよかったのに。ところがこの看板、たぶん台風か何かで壊れてしまっていて、これを目印に入ろうと思っていたらうっかり通り過ぎてしまいました。風物詩的だったのにちょっと残念。

訪れたのがちょうどお昼時だったのでお客さんが多く、我々が入店した後も続々と入ってきます。作業着やスーツの人もいて、地元の人に普通に愛されているという印象。

f:id:Red-Comet:20180328213529p:plain

注文したのは台湾ラーメンとチャーハンセット。どちらもフルボリュームで、2人前で1,080円と考えるとなかなかお得です。

しかもチャーハンが絶品。本場の中国の人が作る最高に美味いやつです。パラッとしてパサパサせず、味というより風味が濃厚。これがチャーハンの理想形、という味です。家では絶対作れない。厨房から中国語が聞こえてくる店は安定感がありますね。

不思議なことに、美味しいチャーハンを出す店はいくつかあっても、スタイルはほぼ共通しているように思えます。なにが違うんだろうなあ。火力かな。油かな。

台湾ラーメンは少しピリ辛でニラが入っており、細切れ肉の塊が入っているのが魯肉麺っぽい雰囲気。ただ、あんまり台湾風ではないかな。

もうひとつ頼んだエビチリのセットは、エビチリの方は冷凍のエビを使っているのか、プリプリ感が足りずいまいち。チリソースもパンチに欠ける印象でした。おまけについてきた油淋鶏がまるまる一人前あって、ザクザクの衣に酸味のあるタレが効いて良かったです。ここはどちらかというと鶏肉系のほうがいいかな。台湾ラーメンセットに付いてきた唐揚げ(×3)も美味しかったし。

スイーツも満足度が高く、セットに付属の杏仁豆腐は一部に膜のようなちょっと固い食感があって、これはたぶん自家製。ココナッツミルクジュースも単なる出来合いのものとは違って濃厚でココナッツミルク感が高くてよかったです。

台湾料理を期待して行ったら全般的に普通の中国料理店で、そこはちょっと期待はずれでしたが、味的には全然満足。まあ、五香粉使ったら来る客が限定されてしまうしね。それでも魯肉飯ぐらいは出してほしかったかも。

札幌からの帰り道で寄る時の選択肢に入れておくのはありかな。これまではだいたい「ひこま豚」一択だったので。

濁川温泉

森町で温泉といえば濁川温泉。ここは1万2千年前に噴火してできたカルデラの中にある温泉地です。周囲を山に囲まれた窪地で地熱発電所もあるし、核戦争で文明が荒廃した後でも生き残れそう(アポカリプス脳)。

ちなみに函館の湯の川温泉も源泉はカルデラなのだとか。

銭亀沢カルデラ

地図を濁川温泉のような窪地なんてなさそうに見えるのですが、実は銭亀沢の沖合に噴火口があり、いま飛行場がある高台のあたりは火山灰が堆積した名残なんだそうです。函館山恵山のどちらかに由来していると思っていたのでちょっと意外でした。

濁川温泉には何件かの日帰り入浴施設があるのですが、いつも利用するのは「カルデラ濁川温泉 ふれあいの里」です。

primenet2010.biz

温泉郷の一番奥の方にあるんですが、たぶん一番設備が良さそう。施設はちょいと古めですが、お湯の質もいいし、湯船の数が多くて熱いのからぬるいのまで温度が色々あるのが良いところ。寝湯の温度が寝るのにちょうどよいぐらいなのが気に入っています。

サウナの中で大音量のJ-POPを垂れ流しさえしなければ良いところなんだけどなあ。館内でも流しているから至る場所で使わないともったいないと考えているのだろうか。だったら無音にしたほうが電気代もかからなくて良いと思われるのですが。