お久しぶりです!

 今日は最近オープンしたラーメン屋さん「とんコラらーめん ちゃっちゃ屋」に行ってきました。

 店に入ると「毎度どうも!」と声をかけられました。
 (え、ここ来るの初めてだけど・・・)といぶかしんで声の主を見ると、なんと一文字の朝市店の元店主さんではないですか! それは顔を覚えられてもおかしくないかも。月に一度は食べにいってたもんな〜(笑)
 
 函館のラーメン屋といえば「一文字」だと思ってはばからない僕ですが、その中でも「朝市店」がダントツにうまいと感じて足しげく通っていました。湯の川や峠下店に比べるとスープに雑味がなく、背油ちゃっちゃ系にありがちな舌に残るザラつきもなく、よそとくらべて丁寧に下処理をしているな〜と感じていました。
 ところが最近はいまいち普通です。どうも店長が代わってから味が落ちたようで、それでも他所のラーメン店と比べたら格段にうまいんですが、当時の味を思い出しては寂しい気持ちになっていました。そういえばヒゲの店主を最近みかけないな〜、人が変わるとレシピが同じでも味が変わっちゃうんだな〜としみじみ思っていたところでの再会です。いや〜久しぶり。嬉しくないわけがありません。
 
 自分は塩ラーメン、妻は味噌ラーメンを頼みました。どちらも690円。お手ごろ価格だったのでついでに餃子も5個注文しました。

 ラーメンはどれもトンコツ/ちゃっちゃ系。その割に後味がくどくないので「こってりあっさり系」とでも言えばいいんでしょうか、すごく好きな味でした。ちょっと味が薄めかなとも思ったのですが、スープを飲んでいるとかすかに柑橘系の味がしたりして、一文字のちゃっちゃよりもぐっと軽く仕上げているのかなと感じました。「コラーゲンたっぷり!」と宣伝しているのを見たりすると、女性客をターゲットにしてるのかもしれません。
 驚いたのが味噌。赤味噌の味がバシっと響いてきていい感じです。基本的に味噌ラーメンは好かないんですが、「ちゃんと”うまい”味噌ラーメンってあるんだ」と感心しました。塩よりは味噌のほうが味が濃くて好きです。
 調味料がたくさん用意してあるのは「また来て試してみたい」って思わせるにはいい工夫かもしれません。今回は「マー油」というのを試してみました。スプーンで2杯ほどかけてみるとスープがぐっとまろやかに、コクもたっぷりに変化します。他にも高菜や紅しょうが、そしておなじみの生にんにくと、これらを順列組み合わせで入れるだけでも何回来ることになるか分かりません。
 
 チャーシューはまあまあでしたが、全体としてはすごくおいしいラーメンだったと思いました。一文字と比べるのは次回醤油を食べる時までとっておこう。
 でも正味な話、全然一文字の亜流じゃないという気がしました。ベースにあるものは同じでも、もう完全にオリジナルです。食べ終わって無性に替え玉を欲しがっている自分に気づいた時*1「あ、ここは正統派トンコツラ−メン屋さんなのだ」と思いました。真のトンコツラーメンは替え玉を要求するものなのだなあ、と。あとはトッピングに明太子と角煮が増えたら最強なんだけどな〜。もちろん替え玉も。

*1:でも替え玉はメニューに無いというこの悲しさ。次は「替え玉できますか?」って頼んでみようかな?