ワイルドベタの繁殖に挑戦 その4
さて、しばらくぶりにベタ・インベリスの稚魚の生育状況について書いてみます。
最初はコレクションケースの中で買っていたんですが、大きくなるにつれて水質の悪化が懸念されるようになってきたので、以前使っていた30cm水槽を引っ張り出してきました。
フィルターは一番小さくて流量が少なそうな、水作のエアフィットプラス。
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底砂にはアンモニアを吸着する効果があるというゼオライトを使いました。
ヒカリ (Hikari) ひかりウエーブ ゼオパック 60cm水槽用
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タンクメイトにヤマトヌマエビを3匹と、定番のマツモを入れてセッティング完了。
どうやって稚魚を移すかについてですが、同じ時期に産まれた稚魚であっても成長度合いに大きく差がついており、元気な固体はコレクションケースの中を縦横無尽に泳ぎ回っているんですが、小さな個体は泳ぐのもままならず底の方でじっとしている状態でした。
そこで、元気なやつは環境が合っているからそのまま置いておくことにして、体調の悪そうなやつから30cm水槽に移していくことにしました。最悪弱そうなやつが全滅しても仕方がないかな、というリスクマネジメント。動きの鈍い個体から、スポイトで吸って水合わせも何もなくどんどん投入。大きくなってもマトモに育たなさそうだし、間引いているぐらいの感覚もあったと思います。
移動後のベタ稚魚たち
30cm水槽の環境は割と最悪で、個体数が一度に増えた上に栄養分が豊富なブラインシュリンプを毎日大量に与えたため、マツモにはアオミドロが大量発生し、エビ類でも強いはずのヤマトヌマエビさえも次々と死んでしまう状況でした。
これは最悪全滅もありうるな……。
そんなことを考えていたんですが、脊椎動物は強かった。
しばらく育てているといつの間にか水がピカピカに輝いていて、底に沈むゴミも減り、あんなに弱かったベタたちが(体は小さいものの)元気に泳ぐようになっていました。インフゾリアの素が良かったのかバクテリアを加えたのが良かったのか。個人的には、ベタ用の浮き草が功を奏したのではないかと感じています。
(浮草)アマゾンフロッグビット(無農薬)(3株) 本州・四国限定[生体]
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もともとはエビを買った時におまけで入ってきたアマゾンフロッグピットだと思うんですが、豊富な栄養素をぐんぐん吸って根を伸ばして水面を覆い尽くすほどに増えていました。親ベタたちの方に入れているやつは全然貧弱なのに。半分ほど取り除いたり貧弱なのと取り替えても、翌週には倍に増えて元の木阿弥に。根には根毛がびっしりと生え、そこにはきっと有用なバクテリアも大量に生息しているはず。これは水質良くなるわー。
この段階ではまだオスかメスか区別がつきませんが、稚魚同士の距離が近いこともあってケンカもせずに仲良く泳いでいます。このまま混泳ベタを目指していきたいところですね。