噂のスーツっぽい作業着を買ってみた
この春に人事異動があり、現場に出ることが増えました。
これまで自分は企画側の人間で「もっとこうやってくれよ」とか「なんでこういうふうにできないねん」と好き勝手なことを言う立場だったんですが、それが裏目に出たのか功を奏したのか、好き勝手なことを言われる側の立場になってしまいました。
幸いにして仕事の方は面白い、といえば語弊がありますが現場の声を直接聞いたり数字をこねくり回して正解をひねくり出す部署なので、難しいけどやりがいがあります。使えるお金も前の部署の1000倍ぐらいに増えたので責任も重くなり、これで給料も1000倍に増えればいいんですがそんなこともなく、貧乏暇なしの毎日を送っています。
スーツっぽい作業着を買ってみた
これまではホームセンターで買った自前の作業着をロッカーに入れていたんですが(支給されないので)、これからもっと現場に出る機会が増えるとなるとちゃんとしたのがほしいなあと思っていました。
それを見計らったようなタイミングで、面白い商品が発表されました。スーツのように着られる作業着ということで、上着も含めて丸洗いも可能というのが便利。
ワークウェアスーツ WORK WEAR SUIT テーラードジャケット (ネイビー) |
というわけで早速買ってみました。
サイズはS・M・L・LLと大雑把ですが、ラインがシャープなので作業着っぽいだるさとは無縁。ただ、上着が結構分厚いのは意外でした。作業着らしく防寒性をもたせているのかもしれないけど、さっと羽織って出かけるような感じじゃないですね。屋内だと試着しているだけで汗ばむレベル。
上着はまあまあですが問題はズボン。
足元にゴムが入ってジャージっぽい。これは全然スーツじゃないです。こんなの履いていけるかよ。作業着というか、これじゃあ鳶職だよなあ。普通にホームセンターに売ってる作業着のズボンみたいに普通の裾にすればいいのに。
ワークウェアスーツ WORK WEAR SUIT ジョガーパンツ (ネイビー) |
しかしなにより驚いたのがお値段で、「18,000円か、結構高いな」と思いつつ買ってみたら、上着しか入っていなかったのでずっこけました。さらに追加で12,000円払って届いたのがジャージだったので凹みました。これで合計3万円って! ロコンドで買ったから返送料無料で返品できたから良かったけどさ。
方向性が真逆だった
なんというか全体的に、作業着をスーツっぽく作り変えて高付加価値商品にしてみましたって感じの商品でした。自分は「作業着並みにラフに扱えるスーツ」を求めていたので、似ているようで方向性が真逆。ブルーカラー寄りのホワイトカラー向けではなく、ホワイトカラーに憧れるブルーカラー向けの商品でしたね。そういう人がいるかどうかはちょっとよく分からない。
上着はまあ悪くないけど、これだったらワイシャツに作業着を羽織った方がずっと良さげ。というかスラックス×作業着の上着の組み合わせは実際の現場だとかなり定番で、「ザ・現場に出てきた管理系の人」感があってGood。
実際に自分が着ているのはこちら。
作業服 秋冬用 バートル BURTLE 1201ジャケット&1202パワーカーゴパンツ 上下セット S〜XL 作業着・作業ズボン |
これはホーマックで見つけて衝動買しちゃったんですが、まさにストリート系のデザインで超クール。しかも上下で6,395円だというので笑う。外勤の時にいつでも羽織れるよう椅子にかけていてもスーツと違ってシワを気にする必要がないのが気に入っています。
型に縛られたスーツに比べたら、作業着のほうがデザインの自由度が高くてカッコイイのがあるんですよね。こうなるとワークウェアスーツのメリットとはなんだろうか……? 三万円戻ってきたら革靴にしか見えない安全靴でも買おうかな……。