情熱的な熟成肉のステーキを味わってきました

せっかくの休日なのに昼過ぎまで寝てしまい、そのまま無為に一日を潰してしまうのはもったいないので、夜中に出かけることにしました。

そんな時に困るのが夕食です。家で食べてもいいけれど買い物をしていないし、適当なもので済ましてしまうのも興ざめです。しかし外食するにしても、夜遅くまで営業しているお店というのはなかなか無いんですよね。居酒屋でなければびっくりドンキーか山岡家か、それだとありきたりすぎるので、他にどこか目新しいお店がないか検索してみました。

すると、去年オープンしたばかりのステーキ屋さんがあることがわかりました。ラストオーダーが21時なので夜中に出かける時にはちょうどいいですね。


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メニューを見て驚いたのは、その割安感です。ヒレステーキが200gで1,750円、サーロインは1,500円と、自分の感覚だと相当安く感じられます。だってあの、びっくりドンキーのさみしいさみしいコロコロステーキ(一応原材料に肉を使っているというだけで、肉を食べているという高揚感とは無縁のアレ)だって税込み1,200円ぐらいするわけじゃないですか。それプラス数百円で、本物のステーキ屋さんのステーキを食べられてしまうというのはちょっと異常事態なんじゃないですかねえ……。

そんなわけで価格のやすさに多少尻込みしつつも、今日はちょっとガッツリ食いたいなという気分だったので牛リブステーキ300gをチョイス。この量で1,950円だと……?

これが情熱ステーキだ!!!

しばらく待っていると、じゅうじゅうという心地よい音を立てて肉がやってきました。

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これは完璧にステーキですねえ。焼き石もついているし、見た目は言うことなし。ではお味の方はどうかな。

ナイフを入れてみると全然硬いところがない! 噛みしめると適度な弾力ののちに口の中でほぐれていって完璧な食感。そしてその後に襲いかかる芳醇な旨味!!!

ただ肉を切って焼いただけなのに、どうしてこんな旨味が出てくるんだ?!

その秘密は”熟成”にありました。なんとこのお肉、30日間も熟成されているのです。しかもただ単に放置されているのではなく、白カビを定着させて熟成されているというから驚き。まるでチーズや枯れ節じゃないですか。硬い肉を柔らかくするだけなら低温調理でもなんとかなるけれど、この熟成はご家庭だとまず無理ですよねえ。

価格的にはあの”いきなりステーキ”よりも安く、しかも標準で熟成肉が出てくるのだから嬉しい限りです。次はサーロインかヒレが、食べ終わってすぐに次に来る算段をしてしまいます。

さらには和牛ハンバーグ1,200円、煮込みハンバーグ980円に、豚肩ロースだと200gで600円だったりするんですよねえ。そこらへんのにサイドを組み合わせてガッツリ食べるのもありですよねえ。さらにはランチメニュー限定のクラシタステーキ1,300円も気になりまくる。これはもう再訪決定ですね。間違いない。

ステーキなんてものはただ肉を焼いて出すだけ、という生半可な気持ちで焼かれると困るんですよ。単にいい肉を使ったところで、この時代はご家庭だってスキレットだのAnovaなど、それなりの道具が揃っているわけですし、いい肉だっていい肉屋で買えちゃうわけなんです。だからやっぱりここのように、『家で焼いたのでは絶対に勝てない』と思わせるようじゃないとわざわざ肉を食べに行こうとは思わないんですよね。

そういった意味でもこの情熱ステーキはなかなか魅力的なお店でした。二月に一度は行きたいなあ。

ステーキのあとは

深夜のお出かけのついでに寄りたいのは函館 蔦屋書店。

www.hakodate-t.com

深夜一時まで営業しているので助かりますね。

その後は函館山に登頂。夏場は22時から自家用車でも登れるようになるうえに、ロープウェイが稼働している時間帯に比べて空いているのでオススメ。8月とは言え夜はかなり寒いので、ダウンジャケット必須です。

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しかし標準レンズのDP2Qではちょっと無理があったか。画角が足りていないなあ。DP1xを持ってればよかった。まあ、来年また来よう。