五稜郭公園で花見 ほか
函館では桜が満開の時期を迎えているのですが、金曜日の夜から天気が崩れて土曜日は大荒れだと聞いていたので土曜日は遅寝を決め込んでいたのですが、起きてみると雲ひとつふたつしかない青空です。これはきっと誰かが満開の桜を散らさないために雨雲を遅らせてくれているに違いない! と思い込み、急いで身支度を整えて家を出ました。
パスタリア
まずは腹ごしらえに五稜郭のパスタリアへ。
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ここはパスタ屋さんには珍しく途中休憩がない通し営業なので、適当に家を出た時に便利です。
注文したのはカラシトマトソース(海の幸)。
メニュー名からご察しのとおり、本格派イタリアンとは真逆のパスタ。「しょうゆタラコ」とか「味噌とネギ」とかが普通にありますからね。だけどこれが滅法界美味しい。究極の家庭料理というか、日本の正しい洋食というか、美味しくて和む味なんですよね。特に凄いのがナポリタン。本場イタリアのナポリに行っても食べられない、頭のなかにある「ナポリタン」のイメージ通りの味のものが出てきます。
そーゆーのを好む人が大勢やってくるので厨房はいつも戦場のようで、それをカウンターに座って眺めながら食べるというのがここの醍醐味です。
カラシトマトソースは結構辛く、後からピリッとした辛味がやってきます。辛い美味いと食べていると、シェフから「辛さは大丈夫ですか?」と聞かれました。「ちょうどいい」と答えましたが、『カラシトマトソース』というメニューを見て注文する人なら十分な辛さだと思います。
シエスタハコダテ
ついでに五稜郭公園駅前の元ダイエー(古い人は元ホリタと言ったほうが通じるw)跡地に最近オープンしたばかりの、シエスタハコダテにも足を伸ばしてきました。
行くまで知らなかったんですが、1階から3階までが無印良品だったんですね。4階がイベントスペースで、地下1階はフードコートという構成。
無印良品はもともと棒二森屋の中のワンフロアを使っていましたが、シエスタハコダテに移転したおかげで広くなって商品が充実しているのは当然として、ビルを3階ぶち抜いてそれを同じコンセプトのもとにデザインしているため、雰囲気が圧倒的に都会的になっているんですね。古臭いデパートの中に間借りしているのとは違って、すべてが都会的で洗練されたセンスのもとに設計されている。蔦屋書店みたいな感じですかね。
GLAYのレリーフがある4階のイベントスペースは無料で入れるので、歩き疲れた市民の方が座って休む憩いの場になっていました。地下のフードコートの雰囲気も洗練されていて、ワインの有料試飲(実質は一杯飲みw)なんかがあったりして賑わいを見せていました。
これは成功するだろうなあ……。
比較してしまうのは函館駅前にできた「キラリス函館」と、シエスタハコダテのすぐ近くにある「五稜郭ガーデン」ですが、どちらも開店する前から即死を予測されていたからなあ。寄せ集めの烏合の衆だからコンセプトが定まらないし、死の予感しかしないから店舗も埋まらないですしね。やっぱりセンスがあるところにトップダウンで好きにやらせないといいものができないんだよね結局。
今回は花見という重大な目標があったので軽く見るだけに済ませましたが、近いうちにまた行く予定。蔦屋書店とシエスタハコダテを交互に行こう。