はじめてのダイビング―4泊5日沖縄旅行その3

2日目は慶良間諸島での体験ダイビング。未経験者でもボンベを背負って海中散歩ができるということで、期待に胸が高鳴りまくりです。

www.marine-p.com

こちらのマリーンプロダクトさんは体験ダイビングが丸一日で10,000円と超格安で、しかも水中カメラ無料貸出し付きというお得なプランが用意されていて完璧です。他所だと同じ料金で半日だったり(それだと行って帰ってで終わってしまう)、カメラは別料金だったりで結局は割高になるパターンが多いような。

しかもここは水中写真にこだわりがあるとのことで、無料貸出しのカメラもきちんとしたものでした。

なんならこれ買ってダイビングに挑もうか!と思っていたモデルです。ダイビング終了後には4GBのSDカードをそのままいただけるという太っ腹ぶりにも感動。

細かい内容はこれからおいおい書いていくんですが、結論から言うととても良いツアーでした。インストラクターの方も親切だったし説明も分かりやすいし、初心者でも手軽に楽しめるという謳い文句通り。沖縄旅行に行くなら絶対加えておきたい現地ツアーだと思います。

出発!

前日に予約確認の電話を入れておき、出発当日は7時30分に迎えに来てくれることになりました。ボンゴ車には我々の他に2名が先に乗っていて計4名で漁港まで向かいます。

まずは倉庫で度付きの水中メガネを選びます。たくさんある中から一つ一つ着けてみて、近い度合のものを探すといった要領なので精度はそれほど期待できない感じ。自分はすんなり探せましたが、基本的には使い捨てのコンタクトレンズなんかを持っていったほうが良さそう。

それから自分の足に合うサイズの足ひれとウェットスーツを選んで船に乗り込みます。もしかしたらこの4人+αぐらいの少人数なのかなと微かに思ったりもしたのですが当然そんなことはなく、この後もどどどっとやってきてなんだかんだで20人強ぐらいだったたかな。そんなに大きくない船内に詰め込まれて港を出発しました。

幸いにしてこの日は風もなく穏やかな一日で、慶良間諸島到着までの約一時間をほとんど寝て過ごしました。

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場所はこのあたり。島の反対側には役場やなんかがあるので、ものすごい離島っぽいのに携帯の電話も普通に通じるのがちょっと面白い。それにしても、こうゆう島の役場で働くってどんな感じなんだろうなあ。逆に一人でなんでもやらなきゃならないから大変なのかな。

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海はめちゃっくちゃ綺麗。地球上でもトップクラスなんじゃないかなあ。これより上があってもきっともう誤差の範囲。

はやく潜りたいという気持ちを抑えて、まずは30分間ダイビングについての説明を受けます。緊急時の対応やハンドサインなどなど。

それが終わったらいよいよダイビングのお時間です。我々は三番手ということで、他の二組が先行するあいだ後ろで準備をしていました。もっと遅い順番の人は先にご飯を食べたり、順番が来るまで好きにシュノーケリングしていても大丈夫だとのこと。

レンズを磨いてウェットスーツを着こみ、デジカメを右手に装着したところで腰にオモリをつけられます。お、重い。船尾の低くなったところに腰を下ろして足ひれをつけると、今度はボンベを背負わされます。こちらはさらにズシッとのしかかってきて亀仙人のもとで修行をしているクリリンのような気持ちに。

中腰のままジリジリと前に進んで船べりに腰を下ろし、半回転するようにして水中に入ります。手すりにつかまったままで、まずはボンベの使い方の練習。水上で息を吸ったり吐いたりしてみて、それから顔を水につけて吸ったり吐いたり。インストラクターの方から「鼻から息が出てしまっている」と言われて、治そうとしたんですがなかなかうまくいかず、レンズが動いて邪魔にならないようなら大丈夫だということでいよいよスタートです。

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これは他のペアの写真ですが、水中ではこんな感じにインストラクターに誘導されるので、基本的に自分で漕いだりすることはありません。おおよそ20分かけて、船の周りの水中をぐるっと一周するという内容になります。そうは言っても魚たちがすぐ目の前を泳いでいく迫力たるや、テレビで見たり水族館で見るものとは段違いすぎました。おかげで美ら海水族館で全然感動できなかった…。

P1010021 from pikaring on Vimeo.

手が届くほどの距離にクマノミが!

P1010072 from pikaring on Vimeo.

地上だったら目がくらむようなこんな崖も、水中ならば羽が生えてるようにひとっ飛び。

P1010079 from pikaring on Vimeo.

体が大きくて模様が派手なアオブダイは格好の被写体。

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固い歯でプランクトンごとサンゴをかじり取って、排泄されたものが美しい白い砂浜を作るらしい。らしい…。

20分間のダイビング体験は、本当にあっという間でそして夢の様な時間でした。呼吸を気にせず水の中にいられることが、こんなに素晴らしいなんて!

このツアーでは希望すれば、追加料金を払ってもう一本ダイビングに挑戦できるとのことでしたが、とりあえず疲れたので昼食をとって一休み。メニューは沖縄風炊き込みご飯であるところのじゅーしーと、定番の沖縄そば。冷えた体に出汁の暖かさが染みわたりました。