潜入!函館ドック

仕事で函館ドックに入ってきました。普段入ることが出来ない場所なので大興奮! 仕事そっちのけでカメラを構えてしまいました。
目的はもちろんギガンテスクレーン!!
老朽化から壊されることは決定しているのですが、あまりの巨大さに委託先が次々に手を引いていくという恐ろしい建築物なのです。 どのくらい巨大化というと、これくらい。

なんとガンダムの3倍! 高さ70m、幅110m。普通のビルなら余裕でまたげるサイズです。大きさを数字にしてしまうと普通ですが、実際に足元に立ってみると圧倒されます。ビルよりも人工物として異質な感じがするのは何故だろう。周りに比較対照物が無くて、しかも内部が空洞というのが大きい要素だと思うのだけどどうでしょうか。

見上げているとくらくらして、危うく海に落ちそうになりました(笑) セメントは意外と自然に近い物質なのかも。砂と水を混ぜたものだし。それに比べると鉄は文明のにおいがする。巨大な鉄の塊がそそり立っている様子には"人類の英知"という言葉が浮かんできます。

これが足元。近寄ると降り注いだ錆がパリパリと音を立てます。朽ちていく姿も素晴らしいけどヘルメット必須。
 
これまで遠巻きにしか目にすることが無かったギガンテスクレーンですが、こうして見上げてみると改めてその巨大さに感銘を受けました。無くするのはもったいないけど、補修したってシンボルマーク以外の何にもならないわけで。さらに地震などで倒壊の危険があるとなれば仕方ないこと。
でもなぁ、やっぱりなくなってしまうのはもったいない。自分が億万長者だったらこのふもと(倒れてこないあたり)に家を建ててこれを眺めて暮らすのも悪くないと思いました。というかこれだけの設備があったらガンダムくらい簡単に作れんじゃね? 我こそは未来のアナハイム・エレクトロニクス社だ!という企業があったら、是非買ってくれ!