忘年会その2

 すき焼きを腹いっぱい食べた。神戸牛は肉の概念を覆すような美味さ。まだ半生のところを取り上げて口の中に入れると、それまで肉であったものが口の中に入った途端ほろりほろりと美味さのしずくと変わって喉を通り過ぎてしまうのだった。その間、一瞬。そんじょそこらの和牛とは一線を画すわけである。
 その後追加の神戸牛は2,300円もするので米沢牛(1,400円)を頼んだのだが、確かにこれはこれで美味いのだけど、やはり格が違う。米沢の名誉のために言っておくと、こちらも自分が食べた経験のある中での最上級の美味さなのだ。違いはそれが「想像の範囲を超えた」美味さかどうかということ。この差は圧倒的である。
 
 どぜうとすき焼きが似ているのは「煮詰まる」ことが前提であることか。煮詰まって肉と野菜の旨味が染み出してきた汁は食うたびに新しい感動を呼ぶ。そしてこれをさらに味わうために必要なのが野菜。他の鍋では頼もうと思わなうのに、追加で野菜を頼んでしまった。凝縮された旨味を野菜に吸わせて食う。これ最強。
 
 今回利用したのはこちら。
 http://gourmet.hakonavi.ne.jp/nihon/asari.html
 本店の方が有名だけど終わった後でどこに行くか途方に暮れるので本町のを。飲み放題が無いのは幹事泣かせ。追加の肉とも入れて一人頭+2,000円で済んだので安心しました。やはり肉を食べながらは飲めないようです。でもお酒の種類が全然無かったのは個人的にはがっかり。和食なら地酒を取りそろえておいて欲しい。こういう時じゃないと日本酒飲まないからな〜。ま、主役は肉だからいいんですが。