16日目
あさって退院。
というのを今日知らされても焦るんですが。職場には5月7日まで入院&自宅療養って診断書出してるんでどっちにしろ復帰は連休明け。あ〜、仕事に戻ったら大変だな。
先日の出血事件については一応の解決をみた。ボラギノール風の軟膏とコーラック風の薬をもらって、あとは乳酸菌を鬼のように摂取。なんとか大丈夫そうです。
原因は禁煙らしい。ニコチンには腸を活発に動かす成分が含まれているらしく、タバコをやめた人が便秘に悩まされることはよくあることみたいです。便秘はまだしも痔になると癖になっちゃうので、これから禁煙しようと思ってる人は要注意。
禁煙の方は順調に継続しています。ニコレットは目覚めと寝る前に2個。でも、ともすると普通のガムのように噛んでいて、そうすると効力が弱い。すぐにもう1個、もう1個と噛みたくなるので正しい噛み方を常に意識していなければなりません。ニコレット中毒になる人やタバコの代用品として噛む人もいるとのことなので『容量・使用法を守って』服用することが大事ですね。
時々タバコを吸っていた記憶がよみがえります。ニコチン依存よりも、行動の記憶から逃れることの方が大変とのこと。まだまだ完全禁煙までは時間がかかるだろうけど気長にがんがります。
読書の記録
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: 単行本
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- 経済が破綻した日本
- 北朝鮮の過酷で厳しい生活
- 日本への侵入・政治家のまぬけな姿
- 高麗遠征軍による支配
- SATの突撃?
と、ダメな日本・強い北朝鮮というイメージをガンガン植えつけてくる。それが良いとか悪いとかじゃなくて「これが現実だ」というように。ここらへんは村上龍の真骨頂だと思う。徐々に北の兵士への親近感がわいてきたりして、でも強い=正義じゃないけど思い直したり、だからといって日本が北朝鮮のような軍隊を持てばいいってわけでもなく、だけど弱い=悪なのかもしれないと思ったり、感情が忙しい。
一番鬱になったのは、実際に日本がこんな状態になった時に自分はどうしているだろうと考えたときだった。黙って預金封鎖されて、プライドも何も捨てて仕事にしがみついて、そんな屠殺されるのを待つ家畜のような暮らししかできないのかと思うと貧乏で無能力でひ弱な自分が憎らしくなる。サバイバル能力の欠如。そう思ってまでも行動に移せない自分にさらに鬱になる。下巻が楽しみです。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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オーストラリアはすごくいい国に思える。村上春樹の文章だと、多少の問題があっても「ハイホー」と言って乗り切れそうに感じちゃうせいかもしれない。『半島を出よ』みたいな本を読んだあとだからなおさらなのかもしれない。
一年中温かいし、経済状態だって資源国ということを差し引いても悪くない。移民政策があるから少子高齢化もへっちゃら。周りを見渡したって仮想敵国が存在しないので、テロの可能性を除けば国土が戦火にまみれるなんて考えられない*2。どっからどう見ても日本よりも魅力的。英語が独特なのと、よそと比べて多少物価が高めなのを考えても移住先として良さそうですね。日本経済の破綻前に脱出できるかしらん。
- 作者: 酒見賢一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/09/30
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