退院

18日目にしてようやく退院できました。娑婆の空気がうまいぜ。
 
お昼には一文字のチャッチャ醤油チャーシューを。味気ない病院食ばかりの毎日だったので、いつにもましてラーメンがうまい。体が濃い味を求めていたんだろうね。その反面脂っこいものを受け付けなくなっているようで、せっかくのチャーシューをあまし気味にしてしまいました。
妻に言わせると「年のせい」らしい。そういえば彼女も最近肉より魚の方がいいなどと、昔の食生活を思うと信じられないことを言うようになった。おいおい、まだ20代だぜ。年のせいとは思わずに、大人の味覚になったんだと思いたい。
 
入院を決めたときは「医者は2週間って言ってるけど、もう少し早く出れるだろう」とタカをくくっていたので、これほど長くかかるものだと思っていませんでした。ただやっぱり、病院内での生活が単調だったせいだと思うんですが、そんなに長い期間日常生活から隔絶されていたと言う感覚がありません。普段の生活を10倍に希釈したような生活というか。この精神状態から仕事に復帰するのは結構メンドくさそうです。5月いっぱいくらいは「入院ボケ」を理由にのろのろと働く予定ですのでよろしく。
 
とりあえず退院して一番つらいのが禁煙です。全館禁煙のところにいましたから、タバコを吸わないでいること・タバコのことを考えないでいることはたやすいことでした。ところが家の中ではそうはいきません。なにせこの前までここでタバコを吸っていたんですから。お酒を飲んだ後、お風呂に入る前、今まで自分が吸っていたタイミングに合わせて吸いたい欲求が湧き出てくるのはもう、さすがとしか言いようがありません。これまで18日間続けてきた甲斐あって、そういう衝動もかなり小さいものに収まっているので大丈夫ですが、最初っから環境を変えずに禁煙を始めるのは大変なことなんだろうと実感しました。
 
ところで、家のタバコの処分方法に本当に困っています。個人売買ではOKだけど、ほとんどのインターネットオークションでは取り扱いが出来ないようだし、捨てるのはもったいない。7掛けぐらいで引き取ってくれる人はいないものか。
人力検索で聞いてみたところ、タバコを一本バケツの水につけておくと園芸用の殺虫剤として使うことができるとのことでした。でも直接口をつけるものに希釈したとはいえニコチンやタールがつくのはちょっと嫌ですよねってこの前までそれをうまいうまい吸ってたのは誰だー!!!!!!