冷蔵庫を買い替えました

大きく壊れたわけではないけれど、10年近く使っているといろいろと不具合が出てきて、野菜が凍ったりアイスが溶けることがあるので、これから夏になって本格稼働する前に買い換えることにしました。

大手は強い

とりあえず何社か家電量販店を見て回ることにしました。まずは(カメラを見るついでに)コジマ×ビックカメラに行くと、ケバめのお姉ちゃんが出てきて説明を始めようとするので、「とりあえず見ているだけなので」と伝えまして、しばらく見ていると再び現れて色々と話しかけてきます。

そういえばこの前こんなまとめを読んだんですが、

togetter.com

「見てるだけ」と言われて引き下がるような店員はいないんじゃないかな。だいたいすぐに最接近してきます。まあ、家電製品のところの店員は「お似合いですよ」とか「電子レンジの隣に置いたらピッタリですよ」とか無駄なことは言わないのでいいんですが。

希望の冷蔵庫は幅が60cmで、できれば自動製氷機能なしのもの(カビがはえるのが嫌い)で、野菜室が下にあって四合瓶を立てて入れられること(ワインとか日本酒を入れるため)だったんですが、そうすると意外なほど選択肢が減ってしまいました。最近は野菜室が中段のものが多いんですね。確かにかぼちゃとかキャベツみたいな重い野菜を取り出す時は便利だけど、冷凍庫、特に製氷皿が下段にあるのはいちいち屈まなくてはならないのでめんどい。

型落ちのベジータかアクアというメーカーのを勧められ、なんやかんだでだいたい10万というところでした。

今度は「新製品が安い」でお馴染みのケーズデンキへ。個人的には「型落ち品が安い」のイメージがあります(^^;) こちらではタバコ臭いおじさんが出てきて、やはり同じものを勧められます。値段はコジマと同じか少し高いぐらい。

翌日ヤマダ電機に行くと真面目そうなお姉さんが出てきて、たまたま「みんな右側が開くようになっているけど左開きもあるのかな」とつぶやいたら、チェックしていた商品すべてについて頼んでもいないのに「これは左開きの在庫があります」とか「こちらだと取り寄せになります」などと真剣に調べてくれるので(ちょっとウザいな)と思ったけど真面目すぎる姿勢に好感が持てました。値段も3店の中で一番安い8万円台(リサイクル料金込)になったので即決しました。

家電量販店は色々あるけど、最大手のところ一番接客が丁寧で、一番値段が安くて、一番品揃えが豊富というのは考えさせられます。まるでスポーツ万能で勉強もできて家が金持ちのイケメンを見ているかのよう。まあ、現実はそんなもんか。

意外なところで良い買い物をしたことを知った

今回購入したのはアクアのSR-361K。

日本製と書いてある割に聞いたことがないメーカーだったので買った後で調べると(遅い)、もともとサンヨーだったのが中国のハイアールに買収されて社名が変わったという悲しみの過去を持つ会社でした。

せっかく新しい製品を買ったのに新鮮みがないなと思っていたんですが、前に使っていたのもサンヨー製だったので納得。サイズから機能から使い勝手まで買い換える前とほぼ一緒で、電気代が安くなると聞いていたけど消費電力が5ワットしか減ってないので誤差の範囲だし、良かったのはこれを機に冷蔵庫の中をきれいに掃除できたことぐらい。少しさみしい。

実はいい買い物だった

そんなわけで2、3日で冷蔵庫を買ったことも忘れるぐらいだったのですが、無印良品に行ったところ、シンプルでおしゃれな冷蔵庫を見つけました。

www.muji.net

真っ白なボディにアルミの無垢のハンドルが無印っぽい雰囲気。

あんな代わり映えのしないものを買うんだったら、うちのもこれにすれば良かったのになあ、と思いつつ扉を開いてみると謎の既視感。もしやこれは? と製造元を探すとその理由がわかりました。実はアクアのOEM製品で、うちで買ったのと全く同じもののガワ違いでした!

本体価格が12万円で、うちのは8万円だからその差は4万円。デザインだけで5割増しのお金を出せるかと言われるとなかなかに微妙です。むしろ、無印のと色違いを4分の3の値段で買ったのだ。そう考えるとかなりオトクな買い物をしたように思えてきました。物は考えようだなあ(^^;)