タバコの臭いとはもうおさらば! プルームテックは結構凄い

実はもう長いこと喫煙者で、といっても家では吸わないし車を運転しながらも吸わないし、海外旅行に行くときも我慢できる。それほどヘビーではなく。専ら職場のみで喫煙しています。まあ、サボるために吸っているとも言うw

吸っている暇がないぐらいの激務なときには禁煙していましたが、いまの部署は比較的のんびりしたところなので、そこらへんはテキトーです。

2、3日で一箱程度なので金額的には大したことないんですが、気になるのはやっぱり匂いです。自分では麻痺しているだけで、吸わない人からすると結構臭う。臭うだけならまだしも臭いがついているということは発がん性物質であるタールも全身にまぶされているわけで、その結果として家人を(家猫を)病気にしてしまっては嫌だなと思っていました。

そこで目をつけたのが、『燃やさない』電子タバコである、プルームテックです。

www.ploom.jp

これはグリセリンを熱して水蒸気を発生させ、水蒸気は煙草の葉を通過してニコチン成分のみを吸引できるという夢のアイテム。構造的には水タバコに近いかもしれないですね。燃やさないので煙も発生しないし、肺がんの原因になるタールもゼロ、嫌な匂いもほとんどないという触れ込みです。

早速買ってみた

しかしこのハイテクタバコはまだ試験販売中で東京と福岡の店舗でしか販売しておらず、ネット通販も始まったけれどかなり低確率の抽選になっています。人気かつ生産が追いついていない感じですね。

でもまあそこはガッとアレして手に入れました。

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見た目はボールペンみたいですが、実は、胸ポケットに差すためにシガークリップを買って取り付けてあるのでした。

取り付けがしっかりしていて違和感もないのでオススメ。

それはさておき、左のパーツが本体で、バッテリー兼加熱器になっています。定価は4,000円と、類似の電子タバコに比べると安めになっています。充電は上に写っているUSB充電器に取り付けてチャージします。

真ん中はカートリッジと言って、ここにグリセリンその他の液体が含まれています。

左側のタバコカプセルが吸い口ですね。ここから吸うと本体が加熱し、カートリッジ内のグリセリンから水蒸気が出て、タバコカプセルを通ってタバコのエキスを抽出するという仕組みです。

タバコカプセルを見ると、紙巻たばこと比べると葉の量はかなり少ないように思えます。燃やさずに水蒸気でエキスだけを抽出するから効率がいいのかもしれない。

完全にタバコを超えた次世代のタバコ

さて実際に吸ってみます。

一服目は長めに吸い込むと、先端のLEDが光ってスイッチが入り、口の中に煙が入ってきます。

吐き出すと煙が出ますが、これは水蒸気なので一瞬で消え、後には嫌な匂いも何も残りません。試しに嗅いでもらいましたが全くの無臭とのこと。口の中には確かに煙草の味がするのに、一体どんなメカニズムなんだろう……。

さらに凄いのは、一服してこのまま吸うのをやめることもできてしまうところです。ICOSのように熱くならないので、一度吸ってそのままポケットに入れてもいい。で、一時間後でも明日の朝でも、また吸いたくなった時にいつでも続きから吸えてしまう。これは従来のタバコ製品には無い機能です。凄いぞプルームテック!

普通のタバコは火をつけたら(基本的に)終わりです。急に用があったり、なんか気分じゃなくって半分も吸わないときだって一本分を消費してしまう。それから、例えば本を読みながらタバコを吸っていて、灰皿に置いておいて気がついたら全部灰になってた、なんてこともありますよね。プルームテックだとそういうことが皆無なわけで、いつでもどこでもレジュームプレイが可能なのです。まさにスマホ時代のタバコだと感心しました。

先発の電子タバコであるICOSは弟が使っていて試させてもらったこともあるんですが、印象としては「ライターがいらないタバコ」であって、臭いもあれば煙も出る、ほぼ紙巻きタバコと変わらないものだと感じています(本人には言わないけどw)。

タバコカプセルの入手がネック

タバコカプセルはこんな感じのパッケージで、一箱460円。アイスブラストと同じ値段です。

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普通のタバコは一箱に20本入っていますが、こちらはたったの5本。ですが一箱で吸える量としては同じとのこと。タバコカプセルを5本消費するあいだに付属のカートリッジも塩梅です。

ネックとなるのが通販でなければ買えないところ。当然送料もかかってくるし、北海道まで616円も取られるのでマックスの24箱買っても一箱あたり25円。つまり、タバコ一箱あたりの値段は485円になります。値上がり分は十分許容できるメリットがあるとは言え、はやく全国展開して欲しいところですね。

味はレギュラー、グリーン、パープルの三種類。自分はメンソールを吸っていたので緑が一番好みです。メンソールがガツンと来て心地いい。紫も悪くないけどぶどう味のガムを噛んでいるような感じ。レギュラーは、どうだろう……。タバコの香りの香料が人工的すぎて合わないかな……。

大きな声で言えないメリットも多い

ちなみにプルームテックは前述したとおり熱も煙も出ないので、感知装置的なものに引っかからないとのこと。また、吸っても周りに匂いが出ないので、吸っているところを見られなければ誰にも気づかれないという。つまり、全面禁煙の施設であってもトイレに入れば……?

ちなみに飛行機には持ち込みできても使用は明確に禁じられているので注意しましょう。

代替品でもかなりイケる

ちなみに、Amazonでは類似の商品も数多く揃っています。その中でも評判が良くて安いのを買ってみました。

見た目はほぼ同じで、違いはプルームテックのロゴが無いことぐらいでしょうか。

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こういうことがあるので前述のクリップはオトクな二個入りを買ったほうが捗ります。

使ってみた感じとしては、PEEKの方が吸う力が必要で重い感じ。さらに発熱機のパワーが大きいのか、カートリッジがほんのりと熱くなります。純正プルームテックだとどれだけ吸っても全然熱くならないので、これはちょっと不安。

でもまあ、1,500円と純正よりも半額以下で、さらにこちらはいつでも買えるのが強みですね。そしてさらにもっと安いのもあるとのこと。

こちらは衝撃の398円。いくら構造が単純とは言えこんな値段で作ってどれだけの利益が上がるんだろう……。試しに買ってみるけども。

禁煙にも効果あり!?

ちなみに米食品医薬品局によると、ニコチンの量を減らすことでニコチン依存症を軽減できるとのことです。

science.srad.jp

プルームテックに含まれるニコチンの量は0.05gと、一般的に吸われているタバコに比べてかなり少ない。一番軽い1mgのタバコに比べても半分です。なので普通のタバコを吸っている人がプルームテックに切り替えれば、禁煙できる効果があるかも……? タバコの依存にはニコチンだけでなく、タバコを咥える行動にもあるということなので、これは地味に効果がありそう。タバコカプセルを25回吸うと交換のサインが出るんですが、実はその後も結構吸えちゃうんですよね。味がなくなってもしばらくは水蒸気だけで大丈夫だったりします。ということは、意外とニコチンの量じゃなくて、棒状のものを咥えて吸う行為の方が大事だったりするのかも……?

それはまだ未検証として、匂いも出ない吸い殻も出ないというのはタバコ吸いにとって画期的な商品であることは事実。タバコカプセルの方は抽選ではなく普通に通販で買えるので、タバコは止めたくないけど他の人に迷惑なのは嫌だなあと感じている人は、代替品とセットで買ってみてはどうでしょうか。これはかなりオススメです!