松前藩屋敷に行ってきました

なんだか手順前後であれなんですが、先日松前にウニを食べに行った時のその後の話。

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ウニ丼だけで帰るのはもったいないので、温泉にでも入ってこようと考えました。検索したところ松前には松前温泉休養センターと、温泉旅館矢野が日帰り温泉をやっているとのこと。

matsumae-onsen.com

ところが松前温泉の方には露天風呂が無いらしいのです。が~ん_| ̄|○ il||li

HPには高温風呂と低温風呂の二種類しか書いていないので、たぶんサウナさえもない模様。 昭和か! 公営の施設だから仕方がないかもしれないけれど、これではちょっと味気ないですよね。

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北海道松前町 温泉旅館矢野

矢野温泉には露天風呂もサウナもあるのでこちらにすることにしたんですが、行ってみたら日帰り温泉は14時からとのこと。なぜだ……。従業員が食休みしているのか……。それは冗談としても、昼ごはんを食べた後すぐに利用することができないのはちょっと残念です。

とはいえ、ここから函館寄りの温泉は概ね行ったことがあるのでせっかくだから松前の温泉を楽しんできたいという気持ちもあり、時間を潰すために松前藩屋敷に足を伸ばしてみました。

松前藩屋敷

www.asobube.com

桜の季節に松前に来るときは、結構な頻度で松前城を見ていくんですが藩屋敷の方は初めてです。あまり期待せずに入ってみたのですが、なかなかどうしてこれが面白い。

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藩屋敷と聞いてイメージしたのは五稜郭公園内にある奉行所ですよね。あんな感じでどーんと建物が一つあって終わりかと思っていたら、映画のセットのような江戸時代の町並みがまるごと再現されているというので驚き。

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しかも観光シーズンを微妙に外しているのでほぼお客さんもおらず、無人の江戸にタイムスリップしたかのような気分になれました。

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さらに凄いのは、こうして並んだ家の一軒一軒の中にまで自由に入り込めることです。これは楽しい。

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時代劇の一シーンって感じですね。ブシメシかな。

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何回行っても楽しめるのは松前城の方かもしれませんが、ここはここで結構楽しめました。特にオフシーズンにはオススメです。

温泉旅館矢野

そうこうしているうちに14時になったので再び矢野温泉へ。単純泉で循環ろ過なので「温泉だ!」という感動はそうでもないけど、貴重品入れもあるし、旅館なのでシャンプーも置いてあるし、必要十分ってところじゃないでしょうか。

露天風呂には屋根があって全然露天じゃなく、どっちかというとベランダ風呂という感じなんですが、庭に面した縁側に腰掛けられるようになっていて、火照った体を冷ますのはなかなか風情がありました。

こと温泉に関して言えば、道南ではやはり函館が大正義すぎて、その周辺の市町村だとインパクトにかけるきらいがありますね。やはり谷地頭温泉、ひろめ荘、ホテル万惣あたりが強力で、そこに匹敵するパワーを持った温泉となると濁川温泉か銀婚湯あたりまで北上しないといけない。あとはやっぱりニセコですかね。もっと他に面白いところはないものか。今度は江差あたりに足を伸ばしてみる予定です。

おみやげは地酒の旭で

函館で日本酒を買うと言えば地酒の蔵舎ですが、ここ松前にはその本店にあたる地酒の旭があるのです。

今回はこちらの『竜の涙』というちょっとおもしろい名前の日本酒を購入。名前は厨二病っぽいですが結構香り高くて美味しいです。

あとは北洋堂の純生桜ロールも。

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北洋堂 / ロール

こちらもほんのり桜風味で美味しかったです。冷凍状態で2時間持つので、函館に帰ってくる時に買うとちょうどいいですね。