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タミヤ 1/35 II号戦車F/G型

模型道選手権のレギュレーションに「劇中に登場していない車両」とあるのは、一瞬でも画面に映し出された車両は除外されるのではないかという疑義があるのですよ。たとえば知波単学園は、一瞬だけど黒森峰に撃破されたシーンが登場しているので、97式中戦車チハに関しては一切認められない可能性も微レ存ではないだろうか…。
http://www.modelkasten.com/garupan/
まあそれはちょっと穿ち過ぎだろうという気もするんですが、手元に1/35のII号戦車があるのでついでに組み立てることにしました。これなら黒森峰の偵察車両として応募できるしね~(第三回までとっておくという手もあるか…)。

タミヤII号戦車にはバージョン違いがあり、今回作成したF/G型は40年ほど前に金型が作られた古いモデルとのこと。その代わり歩兵が4人も同梱されていて定価1,200円という破格のお値段になっています(Amazonだと900円!)。
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こちらが素組の状態です。
古いだけあってパーティングラインどころではなく、金型がずれて段差ができている部分もありましたが、そもそもの基本設計がしっかりしているせいか、修正するのを含めて組み立てるのが楽しいプラモデルでした。車体合わせもバッチリだし、隙間ができたり歪んだりということもなく、ストレス無しに作れます。古い設計で苦行になるかどうかは、細部に渡るこだわりの違いなのだなと感じました。さすが戦車界を制覇したタミヤさんの製品だと納得します。
 
塗装は黒森峰を想定してゲルプに塗ることにしたので、下塗りはマホガニーで行ないました。チハの皇軍の4色迷彩は色合いが暗いので下塗りを黒で塗りましたが、上から薄めに地の色を塗っていくので、下塗りは影になる部分の色で塗ると良さそうな気がします。例えば白い戦車なら青灰色で塗ってみたり、ジャーマングレーなら缶スプレーのジャーマングレー(かなり暗い)で塗って、そこから明るくしていくといいんじゃないかな~。
 
ちなみにサーフェイサーは吹かない派です。パーツも洗わない派。エアブラシで暗い色にする場合はどちらも必要ないんじゃないかと思います。筆塗りなら洗ったほうがいいし、成型色が暗いものを明るく作る場合はサフを吹いたほうがいいと思います。
 
マホガニーで下塗りした車体にダークイエローを吹いていきます。平面には厚く、奥まった部分や影になる部分には薄く塗ります。シェーディングという手法なのですが、明暗差を強調することでスケール感がより強まる効果があるんですね。特にII号戦車は砲塔全面の多角形な部分が魅力なので、ここをハッキリさせるとフォルムがシャープになってかっこ良く見えます。

ここで塗料がなくなるという痛恨のミスが! 1/35は塗料の消費量が多いんだった…。スケールが倍になると表面積は4倍!
やむなくサンディブラウンやらミドルストーンやらを混ぜてを使うも、すべての茶系の色がすぐになくなってしまいました。ほとんど塗り終えていたのが幸いでしたが、塗料の残りには注意が必要ですね。
ウォッシングはブラウンを使用し、一晩乾かしてから溶剤で拭き取りました。もうちょっと濃い色のほうが良かったかな。
ウェザリングでは砲塔上部の角にサンドを使って明るい表現をしましたが、ここは筆でシャープに明るくしたほうが良かったかも。
 
今回はそのあとでドッティングという作業をしました。薄茶色(肌色)のエナメル塗料を瓶ナマのまま車体に点々とつけていき、半乾きになったところで溶剤を染み込ませた筆で上下になぞり、雨だれや質感を表現するという手法です。
エアブラシだと綺麗に塗装できるのは良いのですが,それだけだと綺麗すぎて,おもちゃっぽくなってしまうような気がします。筆だと筆ムラもむしろ質感になったりして良いのですが,作業時間が途方もなくかかるのが難点。チハたんの時は4色迷彩だけで10時間以上塗っていたと思います。
 
車体前面に予備の転輪があって、エアブラシだと隙間を塗ることができないからと、筆で塗ってから取り付けましたが、どうも質感が変わってしまって良くなかったです。どうせ影になるのだから、下の部分がマホガニっていても良かったかもしれません。
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おまけ

小道具に椰子の木を作ってみました。
椰子の木の作り方: 雑食おやぢモデリング
作り方はこちらのページを参考にしました。
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緑の画用紙がなかったのでプラペーパーを短冊に切って、木工用ボンドで接着します。幹はスチレンボードの切れ端に麻ひもを巻いて、両端を木工用ボンドで接着しました。
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デザインナイフでそれっぽい形に切ってから切れ目を入れ、緑色に着色しました。
 

完成

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デカールは保留中。第3回の模型戦車道があったらこれを出してみようかな?
いや~、II号戦車ってかっこいいですね。この塊感が戦車っぽくて好きです。IV号戦車へ続く系譜な感じが伝わってきていいですね。
これだけのクオリティで1,000円しないとはお買い得なキットでした。また買って違う色に塗っても楽しそうだなあ、WoTだとLuchsが好きだったし、なんとか改造できないかなあ、などと妄想が広がりますw

新しく出ているフランス戦線のA~C型やポーランド戦線のC型は、エッチングパーツが付属していてパーツの量も増えて3倍の値段になっています。
気軽に買える古い方でも、十分に楽しめましたが、次はこっちにしようかな、などと考えています。