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読書

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

「抗いがたい圧倒的なまでの暴力」というのは伊坂作品のモチーフの一つだけど、この『グラスホッパー』ではそれが鼻につきすぎてイマイチだった。「そして誰もいなくなった」的なラストもありがちだし、わりとライト風味な作品。マンガ化はしやすいだろうけど、自分としてはもっと複雑に絡み合ったミステリが読みたいです・・・。
『モダンタイムズ』を買う予定なのでそちらに期待。
144/200
 
クトゥルー〈1〉 (暗黒神話大系シリーズ)

クトゥルー〈1〉 (暗黒神話大系シリーズ)

10年ぶりぐらいに読み返してみたけど、やっぱり面白い。知ること・見ることだけで与えられてしまう筆舌しがたい恐怖は、直接自分のみに振りかってきうる恐怖よりもずっと、想像力を刺激される。
この短編集に収録されている「博物館の恐怖」のようなジワジワと這い寄ってくる、得体のしれない恐怖を味わってしまうと、『グラスホッパー』でのナイフで刺されるとか自殺させられるぐらいでは、コクがなさ過ぎる。
 
あと、今読み直すとオーガスト・ダーレスの章はイマイチだ。書名や神々の名をただ羅列するばかりで深みに欠けるし、何かあると”旧神”を持ち出すし。対立関係は(というか人間に与する存在があること自体が)人間主体すぎてクトゥルー神話のおどろおどろしさを半減させているんだよね。そこは黙殺していこう。
145/200
 凡人でもプロになれる、なれるのだ! という本なので、とりあえず励まされる。
結論としてはやはり「好きなことを貫きたいなら、好きなことを絞りなさい」ってことだね。でも自分には無理だなぁ・・・。宿題やらにゃあ。 ゲームもやらにゃあ。
146/200