北海道旅行 有珠山・洞爺湖 その2 ~金比羅火口災害遺構散策路編~

有珠山昭和新山を見た後は、いよいよ本命の、2000年の噴火によって被災した市街地がそのまま保存されているという、『金比羅火口災害遺構散策路』へと向かいました。

この散策路は「洞爺湖ビジターセンター」のすぐそばから始まっているので、まずはそちらから。

洞爺湖ビジターセンター&火山科学館

支笏洞爺国立公園 洞爺湖ビジターセンター

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国家的ハイセンスといいますか、国から湯水のごとく税金が投入されて作られたことが想像できるような非常にモダンな施設でした。入場料無料でこの内容はよく出来ていると思うけど、トイレ目的でなければ二回は入らないなあ。

洞爺湖町 火山科学館

入場料600円の火山科学館も併設してありましたが、実物を早く見たかったのでパス。

天体のメソッドと完全に一致

砂防ダムの上からの風景は、洞爺湖をモデルとしたアニメ、天体のメソッドそのままでした。見てから行っていればもっと聖地巡礼できたのになあ。そこまでするほどの出来でもないか…。

やすらげないやすらぎの家

砂防ダムを降りたら左側の、住宅っぽい建物がある方に進みます。右に進むと登りがいのある山道に進んでしまうのでご注意。

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この建物は町営の温泉で、噴火の一年前にリニューアルしたばかりだったとのこと。

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建物の内部は1mぐらい土砂で埋もれてしまっています。

桜ヶ丘3号住宅

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一見なんでもない団地のようですが、角には巨大な傷跡が。これは上流から流れてきた橋がぶつかった跡だとのこと。


フットパスを経て旧国道230号へ

この先はT-1'からT-4'のフットパスを通ることになるんですが、なんだろうねこの横文字は。散策路じゃダメなの? 死ぬの? こうしないと予算がつかないの? シーニックバイウェイとか北海道シェイクアウトとか言い出した奴は腹を切った方がいい。ルートの名前もT-1とT-1'なんて致命的に区別しにくくて、本当に役人仕事だなあと思います。

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旧道で、地図を見ながら迷っていた家族に出会いました。住宅までは進んだけど、地図にはその先のルートが書かれていなかったためスタート地点まで戻って、T-2から再スタートしたとのこと。

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確かにこの地図だと、上でつながっているとは思えないですよね~。

洞爺湖と火山の地図はたくさんあるんですが、どの地図も本当に役に立たないんですよね~。地図が読めない人が書いているんじゃないかと疑うレベル。特にイラストマップは距離感も方向もめちゃくちゃで、ひどい有様です(+_+) お金の使い方が分かってないんだろうなあ。

世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック

世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック

無料の地図で満足に観光しようとするのは考えが甘いのだろうか…。

有ちゃん珠ちゃん火口

旧道からしばらく登ると、2000年に噴火した火口跡を覗くことが出来ます。

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こちらは珠ちゃん火口。周辺の草が赤いのは、水に含まれる化学物質のせいでしょうか。

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有ちゃん火口はエメラルドグリーンの水で満たされていて、美しい眺めでした。

帰りはフットパスコースを通って戻りました。道は悪くアップダウンも激しいので、思っていた以上に疲労しました。火口まで行かないで戻ってくれば楽だったんですが、有ちゃん火口はロープウェイになんか乗らないで見に行く価値があります。

牛助


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昼食は洞爺湖畔にある焼肉屋でジンギスカンを食べました。

メニューにロール肉、味付け、生ジンギスカンと書いてあって、生を注文したら冷凍のが出てきたぜ…、と書いたら、ジンギスカンのことも知らない道外の人から
「味付けをしてない肉が生ってことだから(ドヤァ」
と糞リプをいただいて、思わず嬉しくなってしまいましたね(^_^;) 本当のジンギスカンを知らないとは可哀想に。

店員のおばあさんが、客を親の敵かなにかみたいな対応をすること以外はそれなりに良かったです(^_^;)

このあとは西山山麓火口散策路へ。だいぶ山道を歩いたけれど、足の耐久力は大丈夫か!?