北海道旅行 旭川・富良野・登別 その3 ~旭山動物園編(2)~
サルと北海道の動物たちを見て、エゾシカ&オオカミの森に行きました。シカはまあ、見慣れているので感動はないんですが(^_^;)、オオカミは貫禄がありました。デカい犬とかそういうレベルじゃない。群れで集まって木陰で涼んでいて、何か気になる物音が聞こえたんでしょうか、一斉に全員が立ち上がって同じ方向を警戒する様子は、まるで軍隊のような雰囲気。
増えすぎたエゾシカを減らすためにオオカミを輸入しようということを主張する人もいるらしいけど、こんな奴らに襲われたら人間なんてひとたまりもないよなあ…。
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エゾシカが増えて農業被害が出てるけど、オオカミが増えたら酪農に被害が出るようになるのでは。っていうか、人への脅威度はヒグマ以上だと思うんですけどね…。
この動物園は、下から覗ける仕組みが好きですね(^_^;)
う~ん、強そう。ダメだ、鉄砲持ってても勝てない。
それにしても、ここの動物園は捕食者と捕食される者を並べて展示する傾向にありますね。エゾシカとオオカミ、ペンギンとアザラシ、アオダイショウとヒキガエルなど。それと、キタキツネ舎には餌にヒヨコをあげることに「かわいそう」という声があることについて説明していたり、自然の摂理から逃げない姿勢を感じさせました。
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アライグマはどこにいるか分からず、ウンピョウは尻尾だけ。ヤマアラシは寝ている姿を見ることができましたが、真昼の暑い時間はみんな寝ているんですね。
そう思って次に進もうと思ったら、なにやらすごい人だかりが。みんな何を見ているのかな?
レッサーの方がグレーターより可愛い
なんかいるー!!
吊り橋の付け根から頭だけだして眠っているレッサーパンダ。なんだこの生き物は! わざとやっているのか!?
観客が集まってきた頃合いを見計らってかもう一匹が悠々と吊り橋を渡り始め、周囲が一斉にざわめきます。その歓声を受けて、吊り橋の中央で毛づくろいを始めたり、観客を見下ろすように首を伸ばしてみたり。完全にスター気取りです。
しかしどうしてこんな、モフモフしていてのんびりしている生き物が熾烈な生存競争を乗り越えて現代まで生きてこられたんだろう…。謎すぎる…。
ヒョウはデカイ猫
次に進んだのはもうじゅう館。
ユキヒョウの毛皮! モッフモフ!
思わず引っ張りたくなるからか「この場所が嫌いになっちゃうからさわらないでね」の立て札が。
クロヒョウの寝ている姿はうちのクロネコと瓜二つです。ヒョウはでっかい猫だなあ。ライオンとかトラぐらいになると全然別物だけど。
ところでこのもうじゅう館、木や茂みが生い茂っていてほとんど森のなかみたいなんですよね。
旭山動物園の良い所は、動物たちが生きている環境になるべく近づけるよう努力していることだと思います。本当なら、動物園なんて無い方が動物のためかもしれない。だけど、動物のことを啓発しなければ自然を保護することはできない。そのせめぎあいの中で、最善を尽くそうとしている姿勢が素晴らしいんですよね。