GTA中毒

 普通の生活の中でGTAっぽさを感じると嬉しくなる。
 夕方、ビルの8階から街を見下ろすと相当"イイ"。そこにパトカーなぞ走ってくると、もうシネマティックモードでのゲーム画面そのものに見えてくる。繁華街を歩いていて、ふと見上げた空にジェット機が飛んでいく時なんかたまらない。
 GTAの世界がいかにリアルに作られているか、その臨場感と言うか、名もない通行人でさえもこのサンアンドレアスの街で生活しているんだという実感がすごい。ゲームをクリアするのが惜しくてミッションをなかなか進められないでいるくらい。先に進めれば新しいアイテムや乗り物が手に入るのは分かってるけど、普通に生きているだけで相当面白いのだ。
 
 ただ、普通に遊んでるうちは最高に面白いのだけど、残念ながら肝心の戦闘に関してはあまり出来がいいとは言えない。視界の外から撃たれたときがダメで、右スティックで相手をみつけてR1を押すと画面が主人公の向いている方向に向いてしまってまた探してやらないといけない。最初に左スティックで撃たれている方向をむいたとしても、今度はカメラが追いつかなくて敵が視野の外に出てしまってロックオンできない。仕方なく自分の見えない方から銃撃されたときはいったん前方にダッシュして、安全なところまでのがれてから振り返って反撃するようにしている。これはこれでリアルでいいんだけど、爽快なガンアクションを想定すると良くない。
 
 ミッションの難易度はバイスシティの時より多少低めという印象。まだ全くチートを使わないで進めていられるので「北米版より難易度が落ちている」というウワサは本当かも。次の島に行ったらどうか分からないけど、このままいけそうな感触です。