冷凍食品もなかなかあなどれない

2月は風邪を引いたりウィルス性の胃腸炎になったりして全然料理をする余裕がなく、ほか弁だったり出来合いの鍋焼きうどんだったり適当なものを食べていたんですが、その中で「なかなかやるな」と思ったのが冷凍のパスタ。

レンジでチンするだけなのに、これが結構美味しい。青の洞窟みたいな高級なやつでなくてもトップバリュの150円ぐらいのでも結構食べられる。

パスタと言えばレトルトだったり瓶詰めのものを使うことが多いんですが、冷凍でもそれらと互角に戦えるというか、麺を茹でる手間がない分だけ冷凍パスタのほうが強いかもしれない。色々食べてみて特に良かったのはカルボナーラで、チンした後に生卵の黄身と追いチーズをしてやると相当な完成度になります。

冷凍して美味しくなくなるメカニズムは、細胞の中の水分が凍結して体積が増えると細胞膜が壊れるからで、そのせいで解凍すると水が出てビシャビシャになってしまうんですが、麺の場合はきっと、麺自体の保水力で解凍しても水分が逃げないのかもしれない。ソースにとろみがついているのも冷凍と相性がいい秘訣かもしれないと思いました。

餃子はいまいち

麺類はわりと冷凍と相性がいいと思うんですが、広義の麺類である餃子はいまいちな印象があります。よく行くラーメン屋の餃子の冷凍もの(たぶん店で出しているのと一緒)を買ってみたんですが、どうもイマイチでした。


野菜が筋張っていて存在感がありすぎるというか、やはりこれも冷凍という過程を経ることによって水分が抜けてしまっているのかもしれません。

ではなぜお店で食べる餃子は(冷凍なのに)美味しいのか、調べてみると調理器具が違うというのがわかりました。


この餃子焼き機などは圧力をかけて蒸し焼いているとのことで、ちょっとご家庭で真似するのは無理そう。

スキレットで焼けば近いところまでいけるかな……?