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未来的寿司体験をしてきました

日常 飲食店

やたら近未来な回転寿司ができていたので立ち寄ってみました。

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魚べい | あれもこれも魚米品質

その名も魚べい。最近流行りの一皿100円寿司ですが、入ってみてまず、白を基調としたモダンなデザインの店内の、あまりの未来っぽさに驚きました。

17時前だというのに混み合っていて待合室はいっぱいだったのですが、自動発券機で人数とテーブル/カウンター/どちらでもを選択して受付すると、「予想待ち時間 11分」などと表示されます。これはすごい。どんなアルゴリズムなんだろう。入店時間と客層と注文内容からビッグデータを使って分析しているんだろうか。

しばらくして案内されたテーブル席も高度にシステム化されていて、箸や醤油の小袋などの消耗品は補充がしやすいように通路側にコンパクトにまとまっており、寿司が流れるレーン側にはタブレット。注文はすべてこのタブレットを使って注文することになります。

マイクを使うのと違って聞き間違いやオーダー漏れもないし、紙に書いて注文する店のように鉛筆に持ち替えたりしなくていいのでとても便利。カラオケも今はもうタブレットだし、店にやってくるお客さんが全てタッチパネルで操作できることを前提にしたのは英断だと思います。

タブレットで注文すると、出来上がった寿司は上中下、3本のレーンのいずれかを通ってテーブル席に運ばれます。どのレーンで寿司がやってくるのかもタブレットが通知。こうやって操作だけじゃなく、双方向でコミュニケーションできてしまうところがIoTです。

実食

それではいよいよ注文をば。店内に大きく「魚べいはマグロNo.1」みたいなことが書かれていたので、マグロとビンチョウの合盛り(一皿の値段で2種類一貫ずつ食べれる。これは嬉しい)と、単純に好きなのでエンガワを。

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見た目は普通です。マグロは……、これはちょっと「ひえー」というレベル。バサバサで汁っけがないのは解凍が悪くて、旨みが全てドリップで出て行ってしまったせいかな。ビンチョウはそんなに悪くない。

マグロNo.1のポスターをよく見たら「大手回転寿司チェーントップ5のうちで」と書かれているので、比較対象はスシローとかカッパとかじゃないですか。下手なところにいくと赤色の板みたいなものを乗っけてマグロでございという顔をしているから、看板に偽りないけど腑に落ちない。

エンガワは元々加工食品みたいなものだから無難だけど、大葉の質があんまり良くない。こういった局所的コストダウンを見つけるのが面白い。

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サーモンはサーモンという名前だけで保証付きなので問題ありません。サーモンを軸に組み立てしていくといいかもしれないですね。その他にはカツオや、〆鯖系のヒカリモノは許容範囲。外れを引かなければ戦えます。

穴子は面白そうなので頼んでみたんですが、板状にぺちゃんこで、きっと真空パックしてあるものをそのまま乗っけているだけなんでしょうね。このようなマイナー系はおすすめしません。まあ、こーゆー店では面白さ先行が良いと思いますが。

本日最大の問題作

ここまでは「100円だしええんちゃう」レベルです。なんだかんだ言ってるけど安いんで。だけど次にやってきたものを見て驚きました。これはもはや、宇宙時代の寿司だ!

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チューブからひねり出されたそのままの姿。これは笑った。マグロたたきというけれど、食べても増粘多糖類の食感しかしないマグロ風味のねっとりとしたペーストです。「もしも国際宇宙ステーションに寿司屋があったら」みたいな物体を見て、あきれるのを通り越して感動してしまいした。

すべてが信じられない

こうなってくると全てが疑惑の目で見えてきます。テーブルにおいてある醤油には、「醤油」という表記が一切ありません。醤油だと思っていたものは「オリジナル すしのタレ」。こうなるともはや醤油成分0でも驚かない。

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たとえばマグロには「天然」の文字があるのに、マグロたたき盛りには無い! ということはこれは……?

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ししゃもっこには「クラフト」の文字が。これは、工業製品ということ!? と思ったらカラフトでした。ししゃもじゃなくてキャペリンってことですね。なるほど。

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厚焼き玉子はお菓子みたいな味。味付きの卵液を焼くだけなのかな。

っていうか米! 米だって生の米を炊いただけでは絶対ないはず。コンビニおにぎりみたいに、大量の調味料が入っている、入っているはずなのだ!

コンビニの「買ってはいけない」「買ってもいい」食品

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安ければそれでいい(断言

とはいえ、さんざん言いたい放題言ってきたけど全然悪意はないです。食べログで評価するんだったら星4つ。

なんてったって安いこと安いこと。2人で2,000円って寿司の値段じゃない。っていうかそもそもここで提供しているのは寿司じゃなくって、寿司的なサムシングなのです。機械で固められた酢飯の上に、切り分けられてタッパに詰められた魚をひょいっと置いただけ。ハンターハンターで言う「酢と調味料をまぜた飯に新鮮な魚肉を加えた料理」そのものです。

だけど楽しい。寿司がリニアモーターでやってくる瞬間のワクワク感。値段を気にせず色んな物を食べて、寿司に飽きたらカルボナーラを注文してもいい。高校生でも気軽に楽しめてしまうこの店はもはや、SUSHI的体験アミューズメントなのだなあと思いました。

化学調味料過多なのが気になったけど、むしろまた行きたい。次はラーメンとかチャーシューカルビ巻とか、もっとテキトーなものを食べよう。

それとも激安寿司のもう一方の雄、はま寿司に行って比べてみようかな。でもあそこは知り合いが明確に「不味い」と言ってたから二の足を踏んでしまう。でもマトモな回転寿司と比べたからでしょ? っていうか口直しに函太郎に行ってちゃんとした寿司を食べたい。


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値段は張るけど、そんじょそこらの回らない寿司にも負けないからなあ。やっぱりこっちか。