第22期竜王戦7番勝負第2局 渡辺竜王2連勝!
控室の形勢判断がめまぐるしく変わる混戦だったが、竜王の棋界一とも称される端攻めの安定感は抜群で、一戦目に引き続き挑戦者の森内九段を撃破。絶対繋がらないような細い攻めを絶妙のバランスでつなげていくセンスが凄かった。
図の▲1四歩から△同歩▲1三歩と打って歩切れになるとすぐさま▲7四歩と補充。今局ではこの”打っては補充”の手順が頻発しており、攻めの継続手がすなわち攻めを切らさないような手になっていると感じた。
一方の森内九段の方は精彩を欠いていたように見えた。脇システムに誘導したところまでは思惑通りだったようだけど・・・。86手目に△4六角とばっさりと角を切って銀と交換したのは謎。入玉狙いで進路の銀が気になったのだろうか。