心を亡くさないこと
久しぶりに普通のことを書いてみる。
仕事をするのに一番大事なことって「忙しい」って言わないことだと思ってます。
忙しいは断絶の言葉。
「今忙しい?」「忙しい」
で会話終了。
お金をもらって働いている以上、忙しい状態がデフォルトだし、そっからどのくらいがんがれるかが真価を問われるところなので、どんなに詰まってても「忙しい」とは答えないようにしている。さすがに電話中とか接客中は「今はダメ」っていうけど(^^)
それに「忙しい?」って聞かれるのって、頼られてる&忙しそうに見えるってことじゃないですか。プラス方面からのアプローチを拒否するなんてもったいない!って思うんだけどどうでしょうかね。
そんなことを考えていつも働いているのですが、経済評論家の山崎元さんが『ビジネスマンの心得』として全く同じことを書いておられました。ただしもっと厳しい目線からですが。
そして、何よりも、私は、自分の忙しさを強調するビジネスパーソン(男性ばかりとは限りません)が嫌いなのです。
これまで私が勤めていたような会社の場合、本当に、余裕が無くなるくらい忙しいということは、実のところ、ほぼあり得ません。時間に全く余裕がないとすると、仕事の要領が悪いか、余計な仕事までしているか、好きで(或いは暇が不安で)仕事をしているか、ほぼこの何れかであり、どれも他人に自慢するような状態ではありません。
加えて、自分が忙しいという話は、自分にとっては重要でも、相手にとっては、どうでもいい話である場合が殆どですから、これを長々するのは、愚かです。
結局、「忙しい」、「忙しい」と言っている人は、他人に同情して欲しいか、自分(の仕事)は価値があると自分で思い込みたいか、何らかの自慢をしたいか、の何れかで、話の聞き手にとっては迷惑な存在です。
「忙しい」と「疲れた」をなるべく言わない - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
手厳しいけど完璧に同意できることばかりでした(笑)
基本的に長々と仕事をしている人は好きでやってる人がほとんど。効率のいいやり方を覚えないようにして単純な作業に時間をかけ、それで「オレは忙しい」っていう状態に充足している人。たまに「ああ、こういう人を金槌で殴っていい法律があればいいのに」って思うこともあるけど、だからこそ冒頭の、そんな人間が嫌いだからそうはなりたくない、という言葉が深く胸に染み込みます。
結局「忙しい」って言葉は楽してるってことですよね。だけど「あいつは楽をしてるからおれもそうしちゃえ」とか考えてるようでは自分だけじゃなくて組織もダメになる、と。まさに修身制家治国平天下です。
前向きに考えるのも悲観的に考えるのも考え方一つ=タダなんで、自分もできる限りポジティブシンキングで頑張りたいな〜と思います。
ちなみに、経済評論家としても非常に"まっとうな"人です。自分も何冊か持っていますが、これから投資を始めようと思う方には最適の入門書になると思います。どうすれば増えるか!ではなく、どうやって減らさないかからの視点から語っている点が大事。おすすめです。
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