Spot Board

 MJが新サービスを開始しました。これまでは米国GFT社のIBとしてFXの仲介業務を行うだけだったのが、今後はそれと平行して独自の為替取引システムを持つようになったとのことです。
 

〜新世代FX取引のスタンダードに〜
“取引手数料無料”はもちろん、取引高に応じた“自動キャッシュバック”や、例えば“ドル円基準スプレッド3pips”の取引レート、マイナー通貨ペアまで比べてわかる“フェアなスワップレート”など、『Spot Board』なら、取引をすればするほど圧倒的な違いがでます。

 
 まずはGFT社とSpot Boardとの環境の違いから、自分の興味のあるところを抜け出してみました。
 

項目 GFT via MJ Spot Board
取引手数料 無料 無料
口座管理料 実質無料*1 無料
出金手続き 出金依頼書を送付 取引システム上から出金予約
ロールオーバー ロールオーバー方式 建値維持方式
ロスカット 保証金率25% 証拠金維持率50%
取引システム アプリケーション ブラウザ
通知機能 無し メール通知

mj-net.jp - より

 
 口座管理料が完全に無料になるのは嬉しいところ。実際2ヶ月もの間ノーポジになるのはありえないけど、それでも「かかるかもしれない」より「絶対かからない」の方が精神衛生上良いですよね。
 意外といいのは出金手続きが迅速に出来ることです。頻繁に入出金を行うわけではありませんがつい最近、FXCMJのキャンペーンで「口座を開設して5万円入金するとAmazonギフト券5000円分プレゼント!」というのがあったので引き出そうと思ったのですが、FAXまたは郵送で依頼書を送付する手間が面倒くさくて結局家族貯金の中から借金して(笑)用立てたのでした。郵送料とか考えたら出金手数料は無料じゃない気がすごくするし、いざという時すぐに手元に戻ってこれるのは安心です。
 ロールオーバーについては実はもうあまり気にしてなかったりします。最初の頃は毎日値洗いされるせいでポジションの把握ができなかったりもしたのですが、その代わりに今はしっかりと場帳をつけるようになったのと、含み損がいつまでも表示されるプレッシャーから逃れることができるので逆に気に入っています。
 
 そんなこんなでいいことづくめなようなSpot Boardですが、一つだけGFTにかなわない点があります。それはなんと言ってもDealBookFXMobileの存在です。
 今まで何社かでモバイル取引を行ってみましたが、携帯のブラウザでは限界があります。その点W-ZERO3で動作するFX取引ソフトDealBook FX Mobileは、あらゆるブラウザ系の取引環境を凌駕する使い勝手を持っています。おかげで自宅のパソコンに入っているDealBook FX2を立ち上げる機会はほぼ、週末に取引履歴や損益計算をする時だけになっています。
 たとえ「ブラウザで動作するからパソコンがあればどこでも取引可能!」と謳ってみたところで、職場にいるときはそんなことできないし、わざわざネット喫茶に行ってするものでもないですよね。そうなるとやはりモバイル取引が快適かどうかというのは、FX専業者ではない我々にとって死活問題なのです。そう考えるとやはり、W-ZERO3×DealBookFX Mobileの組み合わせが最強かな、と思っています。
 
 そんなわけでMJの新サービスですが、今のところは急いで変える必要も無いと判断しました。ただし国内系のFX取引業者の中では最強ではないでしょうか。現在取引手数料がかかる会社を使っている人などはこれを機会にMJに変更した方が良いだろうと思います。 

*1:60日以上取引が無い場合に発生