ロウソクの匂い
葬儀から帰ってまいりました。
自分の身内ではこの前23回忌を行った祖父以降に亡くなった人がいないので、物心ついてからほとんど初めての葬式でした。それだけに見るもの全てが新鮮で貴重なら体験だったのですが、一番記憶に残っているのはロウソクの匂いです。
告別式が終わり、故人と最後の別れを行って荼毘に附します。その後収骨のために再び火葬場に戻ると、そこにはロウソクの匂いが立ち込めていました。脂っぽいロウソクの匂い、それが、人間の体が燃えた後の匂いでした。
ロウソクの組成は主に炭化水素です。人体を構成する物質も炭素と水素が10%含まれているので燃やした時に似たような匂いになることはわかるのですが、仏事に限らず宗教上の行事においてロウソクが多用されるのは、蝋が燃える匂いと、人が焼けた匂いとが酷似していることもまた、大きな理由となっているのではないだろうかと思いました。
その他の雑念
- 今後は祝い事よりもこっちの行事が増えるんだろうな
- 仏教は意外にクールだ
- タッチじゃないけど、本当に生きてるみたいです
- 顔を見るとだいたい親戚関係が分かる
- イベントの合間が暇すぎ
- 引き出物多すぎ。三方六を3本は食べきれないってば