王位戦、その他の雑感

関西で行われる順位戦には、関西ならではのメニューが並んでいて北海道在住の自分としては新鮮だ。
特に気になっていたのが『きざみうどん』。「脇先生きざんできた」などのレスでおなじみのメニューだが、家の近くで出しているうどん屋は無い。一度は食べてみたいなあと思っていたら、朝に食べようとしたマグうどんに『きざみきつねうどん』が入っていて感激。さすが日清、関西の企業なだけのことはある。
きざみうどんは普通においしかった。つぎは『むじなそば』だ!
 

王位戦第7局

深浦王位に木村八段が挑戦する王位戦も今日明日が大一番の7局目。木村3連勝の後で深浦が3連勝するとは誰が思っただろうか、と思っていたらついったーで、

王位戦棋譜コメントの最初は「この日が来るとは思わなかった」。でも今回、僕もそうだが、来るかもしれない、と思っていた人も多いのでは?

とのコメントがあったので「三連敗の後三連勝するとはなかなか思えないですよ。最近はフルセットになることが多いとはいえ」と返した。すると、

1.渡辺竜王がジンクス破ったことで3連敗しても逆転できる、と思えること。2.第4局が佐世保での対局。3.戦っているのが深浦王位と木村八段であること。という裏付けと、4.自分の木村ファンとしての不安(「大丈夫か、逆転されないか」)で十分あると思ってました。

という返答が帰ってきて爆笑。というのも、自分は深浦ファンなので王位を防衛してもらいたいと思いつつ三連敗後は「次は負けるんじゃないか、次こそ負けるんじゃないか」とどきどきしていたからで、そしたら木村ファンの人も似たようなことを考えていたことがとても面白かった。
 
どちらにしても封じ手の状況を見るに木村八段の方が有利だと思われる。木村八段が32手目に△5四飛とぶつけた場面で▲6六飛と逃げるようでは先手は厳しいと感じていた。攻め駒がどんどん違う方へ追いやられていく。対する木村八段が△5八玉と受けた瞬間は
「どうしてこの人は薄いところを玉頭で受けるのだ。だから頭髪も(ry」
と思ったものの、▲1八角を警戒してとのことで納得。
GPS将棋の読み筋としてはかなり有利不利が別れている局面だけど、封じ手の局面となるとなかなか難しいのではないかと考えられる。△3九飛も良いが▲7七銀成から攻め合ってどうだろう。とにもかくにも明日が楽しみ。これだから2日制はたまらない。