というわけで

明日から韓国に行ってきます。
4:6ぐらいで嫌韓だった自分も、往復航空券2万円の前には手も足も出ないのですよ、アミーゴ。
これを逃すとなかなか海外(内地を除く)には出れないだろうと思ってからの決断だったが、いざ行くとなればやはり期待に胸膨らませている自分がいる。結構、単純だ。
 
韓国の情報を得ようとここ二週間ばかり朝鮮日報中央日報を読んでいるのだが、ことのほかこれが面白い。なんと言うか、わが国を別の視点から見るのにうってつけのメディアであるのだ。
 
さて、日本の新聞やテレビを見よう。そこにはわが国の批判が目いっぱいに紙面を飾っているはずだ。日本のここが悪い。外国ではこうなのに日本はこんなのだ。ああダメだ、ダメだ。
ところが、韓国のメディアを見ると、もちろん「牛肉の次は独島、手腕問われる李大統領」みたいな記事もあけれど、日本はこうだがわが国(=韓国)はこんなにダメな点がある、わが国も日本を見習って成長しなくてはならない、そんな記事が、結構あって驚くのだ。

日本は1974年の「サンシャイン計画」を皮切りに、新エネルギー技術を集中的に研究し、世界トップレベルの技術力を確保している。太陽光発電で言えば、シャープ・三洋電機・京セラなど日本企業が世界市場の半分以上を占める。また、もう一つの次世代エネルギーに急浮上しつつある家庭用燃料電池(水素と酸素を利用した発電)も、松下電器トヨタ自動車日本特殊陶業などが技術開発でリードしている。
 
 一方こうしたエネルギー技術発展のため、日本政府も支援を惜しまない。エネルギー関連企業が開発途上国に進出する場合は、日本の国策銀行である国際協力銀行JBIC)を通じ、資金を支援する方針だ。また、経済産業省は今月24日、一般家庭が太陽光発電設備を取り付ける際は補助金や税金面での優遇措置を与え、住宅建設に適用されるエネルギー節約基準に太陽光発電を明記する方針を打ち出した。
http://www.chosunonline.com/article/20080706000015

原油高にホクホク? そんな企業があるなんて思うだにしなかった。自分の知らない日本の姿を見せてくれる韓国メディアに、愛憎半ばするという表現は、日本と韓国の間にこそ似合うのだという思いを禁じえない。
一方では反日を叫び、一方では日本を模範とする韓国人の姿。それはある意味では、今から20〜30年前に日本人がアメリカ人に対していた態度と、瓜二つなのかもしれないと思うのである。月並みだけど。
 
ま、そういうもやもやしたいろいろとはとりあえず離れて、とりあえず食べて、飲んで、お隣の国を感じてきたい。どっちにしろ3泊4日、ほとんど丸2日ぐらいしか滞在しないのだ。先入観も結論も持たず、ニュートラルな気持ちのままで楽しむだけ楽しんできたい。