オススメの恐い本

恐い恐い恐い! もう、身震いするぐらい恐い!

『告白』というタイトルどおり、物語は一人の女性の”告白”から始まる。物静かに語りだす内容が徐々に事件の核心に迫っていき・・・、ああ恐かった!と読み終えるとまた恐ろしい告白が待っている!
さまざまな種類の悪意がドミノ倒しのように連鎖していく様は圧巻だった。復讐は何も生み出さないというが、陰湿で救いの無い復讐劇をここまで見事に書き切られてしまうと、読後はむしろ爽やかな気分に、なるわけがない(笑)
 
なんの怪異現象も特殊能力もゾンビもいないのに、日常にありふれたものだけでここまでのホラーを生み出せることに脱帽。今年読んだ本の中でベスト3に入る一冊です*1
 
はてな年間100冊読書クラブ 200/229)
 
ようやく200冊達成。半年で39冊しか読めなかったのか・・・。もうちょっとペースをあげていきたい。