常に本気

この前たまたま陸軍と海軍の施設に侵入したんだけど、両者の防御力の差に笑った。
両方とも入口にバリゲートがあって突破するのは難しいけど、海軍の方は名前と会社名を書くぐらいで済み、内容のチェックもほとんどされない。中に入っても下士官クラスまでは普通の「海の男」的なおっさんで、目茶苦茶なごむ。
一方陸軍は受付からして違う。っていうか小銃持ってるしwww 強引に突破したらDEATH確定www 出るときにも内部の人間のサインがいるってどんな戒厳令www 目的の建物まで案内してくれた人もまさにソルジャーだった。腰にナイフ下げてるし(爆) 頭に鉄兜、足に軍靴、120%勝てねーwww
 
違いはやはり、火器への距離感なんだろうな。海軍の場合はファランクスやらSAMやらハープーンやら持ってても、基本的に船に積んでるから基地に侵入されてもたいしたことはないもんね。しかも、持ってても使いようが無いという罠。その点陸軍の場合は小銃に手榴弾に、手軽に持ち運べて使い道も分かりやすいのが多い。これは警備が厳重になるわけである。
陸軍に侵入したとき、潜入時こそ厳重にマンツーマンで警備がついていたが帰りはフリーパスだったので、知らないふりをして見学してやろうかなと少し思ったのだけど、『補給庫』と書かれた扉の付近にばっちりと監視カメラが設置してあるのを発見してその想いは雲散霧消したのだった。野郎たちは本気です。

何を言われようと日本には軍備は絶対必要なのだ、と今までも思っていたけれど、今回軍に潜入してみてさらにその想いを新たにしたね。奴らは常に本気なのだ。そういう人間がいなければ、本気の相手には対抗しようが無い。多分僕らは目の前に銃口を突きつけられたとしても、実際に銃弾が発射され自分の体に食い込むまでは実感がわくことはないだろう。彼らはそうじゃない。そういう人間がいるだけで、代わりに銃口を突きつけられ(る危険性を背負い)、さらにそれに対応してくれるのだと考えたら、国家予算の1割ぐらいなんでもないことだと思うんだけどなぁ。
自分が想像力豊かすぎるのか、反対派が乏しすぎるのか、それは議論の待たれるところである。