見るアニメが少ない(といいつつ見ている)
#映像研
— おげとかアサギとか (@asagipagee) 2020年1月19日
現実主義者が大好きなので金森氏のファンです pic.twitter.com/32gJIoDpl7
面白いアニメはあるので全く見ないというわけじゃないけれど、最近になってかなり見る量が減ってしまった。
だいたい夕飯時に見ているんだけど、一昔前は平日5回分ぐらいは余裕であったんだけどなあ。
NetflixとAmazonプライムに入っているし、Abema TVでもアニメが見れるので視聴可能な枠は増えているんだけど、自分をターゲットに含まないものが増えてきたというか。
やはり異世界転生物は見ていてキツいし、ラノベ系も同様に辛い。
どうしてもこう、内輪受けというかお決まりというか、背景世界が薄っぺらくてもお約束が守られていればそれでオッケー的なノリが苦手だ。
かといってそうでもないやつ、ネットで本格派だと評判のものも結構厳しい。
例えば空挺ドラゴンズはちょっと期待して見てみたんだけど至るところに突っ込みどころがって厳しかった。
空を飛んでるのに甲板に手すり一つなくて、これドラゴンにのしかかられたら全員転がり落ちてお陀仏じゃん、みたいな。
ソマリと森の神様は、まあまあ面白くなくはないんだけど「うーん、まあ、あるあるだよね」という感じ。
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こちらの想像の範囲内で物語が進むところが、作品として悪くはないんだけど積極的に見るほどではないかな、と思った。
意外と見れるのがきらら枠の「恋する小惑星」。
恋部分は1話目で決着がついてしまって「おいおい最終回かよ」と思わされて、2話目は合宿して広報誌作って温泉入って良かったねで「おいおい最終回かよ」と思わされて、なかなか切りどころがない。
小惑星を見つけるという夢も、「そんなん素人じゃ絶対ムリじゃん」と思っていたら無理そうな雰囲気を早くも出してくるし、これでワンクールやっていけるのかと思うと少し心配だ。
地学部アニメと言えば「宙のまにまに」が有名だけど(?)、あれはヒロインがいまいち過ぎたからなあ。
まあ、女の子しか出てこなくてヒロイン不在というか、視聴者にとって全員ヒロインというか、そんな感じなんだけども。
前クールは放課後さいころ倶楽部が良くて、女子だけじゃなくて男子が絡んでくるところが見どころだと思っているんだけど、きらら枠にそういうのを求めるのはお門違いか。
謎なのが「ドロヘドロ」で、面白いのか面白くないのかまったく判断できないんだけど目が離せない魅力がある。
なんというか、作者がこういう世界観を好きで好きでたまらなくて、創作ノートを何冊も書いて物語のバッググラウンドを埋めている感じがある。
そうなるとストーリーが飛び飛びだったり唐突だったりしても、「裏でこれらは繋がっているんだな」という信頼感を持って見ることができる。非常にハイコンテキスト。
おなじような魅力が「映像研には手を出すな」にもあって、なんというか、作者がやりたいことを女子高生のキャラクターに仮託しているだけなんだよね。
「映像研は主人公たちが男でも成立するのに女子を使うのはおかしい」みたいな難癖があるけど、単に作者がやりたいことが、女子高生に転生してアニメで無双したいということだと考えたらお門違いすぎる。
あと、普通に金森氏は萌える。
#映像研
— おげとかアサギとか (@asagipagee) 2020年1月19日
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そう考えていくと巷にあふれる女体化系リアルストーリーもの(NEW GAME!みたいなおっさんだらけの職場や部活を美少女化するもの)は、一種の異世界転生なのかもしれないなあ。
多分そっちのほうが一般的な異世界ものよりも世界観にリアリティがあって(当然だ)、作者自身もその世界に思い入れがあるから面白いものになるのかもしれない。
それに近いところに「ゆるキャン△」があって、今回放送されている「へやキャン△」は、3分アニメだしお手軽にへやキャン△(本編のおまけの4コマ漫画)をアニメ化しただけだろうと思っていたら全然違って完全新作だったのは良かった。3分なのが惜しいけど。
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あとは話題になっている異世界レビュアーズは笑えてよかった。
よくこのご時世にこんな作品をアニメ化できたものだと思うと感心する。
似たようなもので言うと、セックスエデュケーション待望のシーズン2がはじまったけど、食事時にみるものではないので妻が寝静まった後に一人で見ている。面白い。
ただ、海外ドラマは結構面白いものが多いんだけど、映像には力を入れていてもストーリーが冗長だったり複雑なのは人間関係ばかりで内容はさっぱりみたいな地雷も多いから困る。
ドラキュラ伯爵は人気らしいけど、1話が1時間半もある割に内容が分かりきっていて、オチが「ヘルシングだ!」だったので脱力。
実写版ゆるキャン△は評判がいいけれど個人的には年増顔が女子高生役をやるのに無理があると思ってしまうし、アニメだとスルーできる表現を生身の人間がやると痛すぎて、見るに耐えなかった。
しまりん役に本物の中学生みたいな女子高生を連れてこれないんだったら、いっそ10年後のゆるキャンにしてしまえばよかったのに。
「まだ結婚できない男」も、現実の時間の流れに合わせて歳をとっていたのが良かったし(高知東生と高島礼子が出られなかったのは残念だけど)
というわけで、見ていないようでいろいろとアニメを見ていることに気がついた。
老害になるとどんどん楽しめるものが少なくなると言うけれど、文句を言いつつ見れているうちはまだ大丈夫かな。