仮想通貨の価格を表示するウォッチフェイスを作りました
いやー、ビットコイン面白い。先週「ビットコインを買ってみた」と書いてすぐに暴落とは。まるでジェットコースターですね。
あの時点では送金テスト用にとりあえず1万円買っただけで、残りの資金をいつ投入すればいいのか悩んでいたのでした。そんな折に暴落したので安いところでガッと買うことができてはかどりましたね。あとはこれで色々と遊んでみます。マネーゲームたーのしー。
FXで資産全額とかした人の顔
この時の暴落で資産を溶かした人のブログが話題になっています。
FX(証拠金取引)は自分の持っているお金の10倍・100倍分の取引ができるところが魅力ですが、利益が100倍になるということは損失も100倍になることがありうる諸刃の剣。さらに暴落時には逆指値もロスカットも働かないので一瞬で死ぬ可能性もままあります。
なぜ死ぬのかを説明すると、例えば100万円の資金を使って10倍のレバレッジで取引をしていると、1000万円分の取引ができるので10%値上がりすると資産は倍の200万円になりますが、逆に10%値下がりすると全資産が消えてしまいます。これで済めば何の問題もないんですが(やれやれ、致命傷で済んだぜ)、猛烈に下がっている時だと資産が0になった時点で「10%下がったので全部売ります!」と言っても、誰も買ってくれないという恐ろしい事態になります。
市場は自分と誰かの相対取引なので「売り」と「買い」がいなければ成立せず、みんなが「売り」に転じると10%どころか20%、30%下がらないと誰も引き取ってくれない危険性があるのです。仮に20%値下がったところで取引が成立すると、100万円が0になるばかりでなくさらに「100万円払え!」と言われることになります。致命傷で終わるだけならともかく、生き返った後で多額の蘇生料を請求されるようなもの。ドラクエの王様か。
FXは危険性ばかりではなく資金効率を良くするメリットがあるので、自分のレベルと体力をよく考えて使えば大丈夫なんですけどね。例えばドル/円なら、ある日突然一晩で100円から50円になるなんてことは考えられないわけで。だからレバレッジ2倍は超安全。4倍なら75円まで耐えられるからギリセーフかな、みたいな感じ。外貨は実需に支えられているので安定感があるのです。
ところが仮想通貨の場合は実需というものがない。
なので、雰囲気で激しく値動きしてしまうわけです。そーゆーところでレバレッジをかけた取引をするのはカイジなみの自殺行為(もちろんカイジのように莫大に儲ける可能性もある)。
自分のように現物で持っているだけなら、デカく儲けることもないけど死ぬことはありません。我々小口投資家は莫大に通貨を保有している『クジラ』の寝返りによる大波にあっぷあっぷする小魚でしかないということは肝に銘じておいたほうが良さげですね。
仮想通貨の価格を表示するウォッチフェイスを作りました
さてここからが本題。
仮想通貨の取引所は自動取引ができるよう各種APIが公開されているので、Zaifの公開APIを使って、ビットコイン等仮想通貨の値動きを取得してくれるPebble用のWatchfaceを作りました。
Pebble Time steel ペブルタイムスチール スチールシルバー
- 出版社/メーカー: pebble
- メディア: Wireless Phone Accessory
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モノクロ画面でも動きますが、個人的にはカラーがオススメ。自分もそろそろもう一台買い足そう……。
画面の見方
値動きをグラフで表示したかったんですが、現在値を吐き出すAPIしか見つけられなかったので断念しました。とりあえず現在値のみ表示します。
画面は現在値が高値と安値、どちらに近いかを表していており、白いラインは標準ではVWAPを表しています。現在値がVWAPより高ければ市場が強気、低ければ弱気なので下がる傾向があると判断できるので、簡易的なインジケーターになります。
設定画面はこんな感じ。
コンフィグ画面でVWAPの代わりに任意の数値を設定することもできるので、たとえば自分が買ったときの価格を入力しておくと「含み益はこのぐらいか。むふふ」とほくそ笑むこともできます。