谷地頭温泉に行ってきました

函館市内には温泉がたくさんあるんですが、ほとんどが無色透明な単純泉なのであんまり面白くないんですよね。やっぱり濁っていたり硫黄の臭いがしたりした方が「ザ・温泉」という雰囲気が好きです。色がついている温泉といえば函館山の麓にある谷地頭温泉が有名で、420円という値段もあってちょくちょく入りに行っています。

むかし祖父に連れて行ってもらった頃はお湯の温度が激アツで入れたもんじゃなく、無料パスを持った老人がやたらに多くて浴槽の周りにゴロゴロと寝ていたりしておどろおどろしい雰囲気がありました。その頃と比べるとだいぶ一般化していて、お湯の温度も低温高温が選べるようになったし、サウナや食堂も完備されてかなり使いやすくなっています。

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谷地頭温泉 - 温泉| 函館市公式観光情報サイトはこぶら

ここのオススメは泡風呂。泡が出る部分が浴槽のど真ん中にしか無く、普通のジェットバスのようにマッサージ効果を期待して直接泡を浴びるのはちょっと大変ですが、お湯に含まれた成分が沈殿されずに撹拌されて浮かび上がってくるというので、かなり効能が期待できそう(と勝手に思っています)。

サウナの横には水風呂も完備! なのですが、この水が氷のように冷たい\(^o^)/ 函館山からの雪解け水がそのまま流れ込んでいるんじゃないかと思うような冷たさです。こんなのに入ったら死んじゃうんじゃないかと怯えて、桶に汲んでタオルを浸すぐらいしか自分はできませんでしたが、悠々と浸かっている強者もたくさんいたので、水風呂に自身にある方にはオススメです。

水風呂に入れなくても露天風呂にはデッキチェアが完備されているので、火照った体は冬の外気にあてて冷ますとはかどります。全裸で屋外、肌に風を感じるのが露天風呂の醍醐味ですよね~。

冷えてきたら温かい温泉に入って、温まったらまたサウナに入って、ぐるぐるしているとあっという間に小一時間が過ぎていきます。熱くなったり冷たくなったりしているうちに脳のシワまで伸びていく感じがしてきます。たまらんね~。

風呂上がりといえば牛乳ですが、ここは地元大沼の山川牛乳の自販機を完備。さらにソフトクリームも山川牛乳なのでかなり美味しいんですよね。牛乳がメグミルクだったり、ソフトクリームがスジャータだったりするとがっかりしてしまいます。夏ならソフトクリームですが、冬なので今回はコーヒー牛乳と洒落込みました。これも凡百のコーヒー牛乳とは違って、ほろ苦くコーヒーの風味がしっかり効いていてオススメの逸品です。

おすすめ度は☆☆☆☆☆

元は公営の施設なのでいかにもな”温泉”とは違いますが、特色あふれるお湯はぜひ一度味わってもらいたいところ。

ブラタモリでも紹介された谷地頭の温泉

鉄分を多く含んだ茶色いお湯は、函館山が火山だった証。以前ブラタモリが函館に来た際に、温泉旅館「池の端」を訪れていましたが、基本的にあそこと泉質が似ているはずです。

www.nhk.or.jp

池の端は日帰り温泉をやっていないのが残念。料理付きのプランならお風呂に入れるらしいので、何かの記念日あたりに狙ってみるつもりです。

gourmet.hakonavi.ne.jp