腕時計の電池交換

基本的に電池式の時計は買わないことにしています。機械式サイコー。ゼンマイでチチチチチと小刻みに動くのを見てしまうと、毎朝時計合わせするのが面倒くさいとはいえ、クォーツのステップ運針にはもう戻れません(^_^;)

そんな自分でも何本かは電池式の時計を持っています。一つはブローバのプレシジョニスト。

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秒速16回のスイープ運針を械式で実現しようとしたら数百万円の超高級時計になってしまうでしょう。それをお求めやすい価格で提供できるとなれば買わないわけにはいきません。

二つ目はフランクミュラー、ではなくフランク三浦の逆回転モデル。

[フランク三浦]MIURA 零号機(旧) FM00K-BK  腕時計

[フランク三浦]MIURA 零号機(旧) FM00K-BK 腕時計

これこそ本物は買えないし、買ったところで着けていく機会がないですからねー。休みの日に遊び気分で着けるにはこのぐらいで十分。

3つめはセイコーのコンテンポラリーベーシックです。

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スローモーションでも見えない真のスイープ運針腕時計なのですが、既に販売が終了しています。低価格なのに機能が高級すぎるからオミットされてしまったという噂も聞きますが、連続運針のために電池の消耗が激しいからだという話もあります。というわけで今回電池が切れたのは、コンテンポラリーベーシックでした。まあ、中古で買って電池を交換せずにいましたからね。本当に電池の減りが早いかどうかはこれからの勝負です。

こじ開けは楽勝

機械式時計の裏蓋を開ける場合は、基本的に開ける必要はないんですがどうしても開けたい場合はこんな器具を使います。

ジャパンホビーツール カニ型オープナー 時計裏蓋開け工具 国産

ジャパンホビーツール カニ型オープナー 時計裏蓋開け工具 国産

こんなふざけた形をしていますが、その実力は折り紙つきですのでもし機械式時計の裏蓋を開けたい場合はこちらがオススメ。

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電池式の場合はスナップバック(はめ込み式)なので、こじ開け器が必要になります。

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「こじ開け器」という名称ですが、こじってはいけないので要注意。

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竜頭の反対側に隙間が大きい部分があるので、ここにこじ開け器の先端を突っ込んで、ジワジワと力を入れていきます。ぐりぐりすると蓋を傷つけてしまいます。

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そうするとこんな感じに開くので、電池を交換して終了。

一旦開いて電池の型番を確認してからAmazonで購入しました。こじ開け器とセットでも時計屋さんに出すより安いので、自分でチャレンジするのもありですね。

蓋閉めに一苦労

コンテンポラリーベーシックの方は楽勝に終わったので、ついでにプレシジョニストも開けてみたのが運の尽き。

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へー、こんな中身になってんだ。スカスカだな~。こんなんだったらもうワンサイズ小さくすれば日本人受けするのに。そんなことを考えて蓋を閉めようとしたら、全然閉まらないのです。どれだけ力を入れても無理で、これ以上やったら風防が割れてしまうかもしれない、と思い断念。ネット上では輪ゴムを使うだとか色んな方法が書いてありましたがどれもダメで、仕方なく専用の蓋閉め器を購入することにしました。

見た目は完全に万力です。下手したらペチャンコにしてしまいそうだと感じつつ、恐る恐るコマのサイズを合わせて閉じてみると、

パチン

いとも簡単に閉じました。おおおおお! 専門器具すげー!

というわけで安上がりに仕上げるつもりが思いもかけない大出費になってしまいました。まあ、いずれは元を取れるでしょう。とほほ。