【パンデミック】どうして人は世界を滅亡させたがるのか【Plague Inc】
iPhoneのゲームといえば、ついにパンデミックを買ってしまった。
最初に見かけた時はiPad専用で、いつの間にかiPhoneで遊べるようになったと思ったら日本語化まで済ませていて、840円という価格ながら「これは買うしか無い」という気持ちになってしまったのだった。
いつも基本無料ゲームばかりしか買わないので躊躇したんだけど、これがめっちゃ面白くてハマった。詳しいルールはiPhoneACさんが詳しいのでそちらを読んでいただくとして、
iPhone AC 番外レポート : Pandemic: The Board Game
注目すべきはその難易度。入門レベルで10回以上プレイしているけれど、まだ一度もクリアできていない。
パンデミックでゲームオーバーになることは少なくなったんだけど、いつもプレイヤーが引くカードが足りなくなって、だけどそれも「あと1ターンで勝てたのに!」というバランスだから余計に憎い。そしてまた起動してしまう。プレイヤーが四人なのがよくないのかな。作戦エキスパートと研究者、通信指令の3人いれば大丈夫そうな気もしないでもない。
ボードゲームだとどうなるんだろう
ボードゲームは多人数協力型なので、一人で四人分動かしていてもこの有様なのでクリアできる気がしない。逆に多人数で相談したほうが良い結果に繋がるのかな? チームプレイが問われるなあ。協力プレイとはいえヒリヒリするゲームになりそうだ。
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面白いとは聞いていたけど実際にゲームで遊んでみてそれが実感できたので、ボードゲーム版もかなり欲しい。しかし4,320円か。iPhone版は値段は五分の一だしグラフィックもサウンドも超美麗だし、超お買い得だったなあ。
Plague Incも面白かった
こっちはパンデミックとは真逆で、未知の病原菌で人類を滅ぼそうという物騒なゲーム。
これもかなり面白くてしかもだいぶ値引きされて120円になっているのでオススメなんだけど、それはともかくどうして人は、世界が滅亡する物語が好きなんだろう。最近クラークの『幼年期の終わり』と、オーウェルの『一九八四年』を読んで深く感動したので余計その思いが強まった。
- 作者: アーサー・C・クラーク,福島正実
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どちらも完全に救いのないバッドエンドで、なのに読後感は爽やかで、自分で感じていながらものすごい違和感があった。結局のところ人は、人が不幸になる話を読んで「自分はそれほど不幸じゃない」と安心した時に爽快感を覚えるのかもしれないし、だけどそう考えるとこれら不朽の名作を読んで感じた感動も、安っぽいサスペンスドラマを見て喜ぶ主婦層と大して変わらないのかもしれないなあ、と思ってしまった。