真空調理器でローストビーフを作ってみた & スキレットを買いました
え、ローストビーフとステーキの違いって、なに?
真空調理ローストビーフをひとくち食べた時の感想が、それ。
この前、わりときちんとしたフレンチを食べに行ってきたんですよ。そこのステーキがガチ美味で、すごい分厚いのに中までしっとりと火が通っていて、肉の色はピンク色なのに血が滴ることなんてなくって(あの赤いのは血じゃないけどね)、完璧なレア。噛みしめると肉の旨味と甘みがじゅわ~って染み出してくるような絶品で大感動したんですが、まさかそれを自宅で再現できるとは。
お肉は100g600円ぐらいの交雑牛のもも肉かたまり。クリスマスが終わった時期だったので、ローストビーフ用に切り分けた端っこの小さい部分が手に入ったため、一人100gずついただきます。
まずは塩コショウをして少し休ませて、真空調理は58度で90分。塩の量は肉の重さの0.8%がベストとのこと。
真空調理にかける温度と時間は肉の大きさで変わります。せっかく手間を掛けるので、あせって早く終わらせてしまうのは厳禁。
これよりも大きな肉で58度60分のレシピをクックパッドで見ましたが完全に早すぎで、肉汁が流出してしまっていました。もったいない(T_T)
急いで半生で作ってしまうんだったら、丸一日かけてでもじっくり調理したほうが絶対にいいです。どんなに長くたってパサパサになることはないのですから。
新兵器”スキレット”登場
ローストビーフの仕上げはこれ!
LODGE(ロッジ) ロジック8インチ スキレット フライパン L5SK3
- 出版社/メーカー: LODGE(ロッジ)
- 発売日: 2011/09/14
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これまで家ではティファール製のテフロンのフライパンを使っていたんですが、焦げを作るような高温にできない(テフロンが毒ガスを出す)のが不満だったので、クリスマスプレゼントに鋳鉄のフライパンを買ってもらいました。普通のフライパンだと使う前にくず野菜を焼いたりして家のなかじゅう煙でもうもうとさせなければならないのですが、Lodgeのスキレットは下処理済みなのですぐ使えるところが素晴らしい。
まずは小手調べにジャガイモを焼いてみますよ。
ぎゃー!美味い。ただ焼いただけなのに何なの!?
焦げのおかげでものすっごく香ばしくて、外側パリパリ中ふっくら。完全に店で出てくる奴やん…。実家から毎年鬼のようにジャガイモが送られてくるので始末に困っていたけれど、こんなら毎食食べられるわ。ひえー。
ローストビーフちゃんも表面をガリッと焼いて完成\(^o^)/
真空調理器とスキレットの組み合わせはまさに静と動、完璧ですね。
課題はソース。塩や出来合いのソースで食べてもいいんだけど、せっかくなのできちんとしたい。
本当のローストビーフをまだ知らない日本人
年末に、平野レミが90分でおせちを作るという番組があったので録画して見ていたんですが、ローストビーフは残念な出来でしたね。表面を焼けば肉汁が出ないというのは完全な迷信だし(普通にだだ漏れる)、その程度の加熱時間では中まで火が通らないだろうと思っていたら完全に半生だし、あれは牛肉のたたきとでも呼ぶべきであって、ローストビーフと言ったらイギリス人にぶん殴られるんじゃないかな。食中毒的にも心配。
日本人は生で食べる文化があるからあーゆー半生のローストビーフを出されても「そんなもんだ」と思って食べさせられているのはもったいないよな~、などと偉そうに思ってしまった年末でした(^_^;)